もしもミルクボーイがアンパンマンのネタをやったら?【3000文字チャレンジ】

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こんにちは、霧島もとみです。

3000文字チャレンジをお届けします。

今回のお題は「顔」です。

なんという広いタイトル!そう。人間にとって「顔」つまり「表情」から得られる情報はとても重要です。

そこから派生して、「顔」は本来の意味の”人間の顔面”だけでなく、その存在を代表する意味として使われることがあります。

地域の顔役、

組織の顔、

今年の顔、

なんかがそうですね。

米誌タイムの2019年「今年の人」の1人にグレタさんが選ばれて表紙を飾りましたが、これなんかは「今年の顔」としてグレタさんが相応しいと考えたからなんでしょうね。

なんでやねんって感じですけど。

ところでなんでやねんといえば「お笑い」ですが、お笑いの今年の顔といえば、M-1グランプリ2019を優勝したミルクボーイを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

テレビではほぼ無名の漫才コンビでありながら、コーンフレークネタでM-1史上最高得点をたたき出し、全く同じ構成のネタ「もなか」で決選までをも勝ち切ったというミルクボーイ。

年末のお笑いシーンを締めくくった、まさに今年の顔と言えるコンビでしょう。

 

ところでもうひとつ「顔」に関する有名人がいます。

有名人というかキャラですね。

なぜ有名かというと、

お腹をすいた人に自分の顔を食べさせるという前人未到のパフォーマンスをしたからです。

そう。ご存じアンパンマンです。

そこで今回の3000文字チャレンジ「顔」では、「顔」×「顔」のコラボとして、

「もしもミルクボーイがアンパンマンのネタをやったら」

という仮想ネタをお届けしたいと思います。

実験的なネタですが3000文字チャレンジということで遠慮なくやらせていただきます。

それでは行きます!!

もしもミルクボーイがアンパンマンのネタをやったら?

「どーも どーも。
よろしくお願いします。
ありがとうございますー。

ありがとうございますー。

今、チラシ入りのポケットティッシュをいただきましたけど、
ありがとうございますー。
こんなんなんぼあってもいいですからね」

…一番いいですからね。しまっておきましょう。

「ありがたいですよね、ほんとにね」

…ですよね。
あのー、うちのオカンがね、好きな子供向けアニメがあるやしいんやけど。

「そうなんや」

…この名前をちょっと忘れたらしくてね。

「好きなアニメの名前を忘れてもうて、どうなってんそれ」

…いろいろ聞くんやけどなあ、全然わからへんねんな。

「わからんへんの?
ほな俺がお母さんの好きなアニメちょっと一緒に考えてあげるから、どんな特徴ゆうてたかをちょっと教えてみてよー」

…食べ物の顔したヒーローが、
お腹空いて困ってる人に自分の顔を食べさしてあげるやつやゆうてんねんな。

「あー。

アンパンマンやないかい。その特徴はもう完全にアンパンマンやがな」

…アンパンマンな。

「すぐわかったやんこんなもん」

…ちょっとわからへんのよな。

「何がわからへんのよー」

…俺もアンパンマンとおもてんけどな。

「いや、そうやろー」

…オカンが言うには、大晦日の年越し番組も、それでいいって言うねんな。

「あー。ほな、アンパンマンと違うかー」

…あー。

「1年の締めくくりがアンパンマンでええわけ無いもんねー」

…そやねん。

「アンパンマンはねえ、30分足らずの短い時間やから楽しく見てられるのよ」

…そやねん。

「アンパンマン側もね、年越し前の4時間、紅白歌合戦の対抗馬に任命されたら、荷が重いよ」

…そやねんそやねん。

「そういうもんやから。ほなアンパンマンちゃうがなそれ」

…おう。

「ほなもうちょっと詳しく教えてくれるー?うん」

…なんであんなに、新しい顔が焼けるんが早いんか分からんらしい。

「アンパンマンやないかい。
顔が濡れて力が出ないってなってから、バタコさんが新しい顔を焼いてくるまでめちゃくちゃ早いんやから」

…うん。

「でもあれはね、やられてからやなくて、本当はいっつも新しい顔を焼き続けてるからやと睨んでんのよ」

…おお。

「俺の目は騙されへんよ」

…おおー。

「俺を騙したら大したもんや」

…ほやねー。

「だってね、ホントに生地を練るところから始めたら、発酵させるだけで2時間はかかんのよ。そんな長い時間、弱ったアンパンマンが凌ぎ切れる訳ないやんか」

…おおー。

「当然の危機管理よ」

…そやそや。

「俺は何でもお見通しやねんから」

…おおー。

「アンパンマンやそんなもん」

…分からへんねん、でも。

「何が分からへんのこれでー」

…俺もアンパンマンておもてんけどな。

「そうよー」

…オカンが言うには、そのキャラが晩ごはんで出てきても全然いいていうねん。

「ほなアンパンマンちゃうやないか。
晩飯でアンパンマン出てきたらちゃぶ台ひっくり返すよ」

…おお。

「アンパンマンはね、おかずが少ない朝ごはんか、昼のオヤツやからおいしく食べてられるのよ」

…そやそや。

「晩ごはんにアンパンマン出したら、おかずとパンのアンコが喧嘩してもうて、台無しになってまうやん」

…そやねん、そやねん。

「そういうカラクリやからね。アンパンマンちゃうがな。
もうちょっと何かゆうてなかったー?うん」

子供のころ、なぜかみんな憧れたらしい。

「アンパンマンやないかい。
アンパンマンとドラえもんとトムとジェリーは憧れたんよ」

…うん。

「あとプリキュアも憧れました」

…うん。

「アンパンマンよそんなもん。

…分からへんねん、だから。

「なんで分からへんのこれで」

…俺もアンパンマンておもてんけどな、オカンが言うには、深夜番組からゴールデン進出を狙ってるって。

「ほなアンパンマンちゃうやないか」

…おう。

「深夜にアンパンマン見たい人なんか世の中におらへんのよ。

アンパンマンは夕方の忙しい時間帯に、子供をテレビに夢中にさせてその間に家事を片付けたいっていう、切実な親の願望の塊やからね」

…おう。

「アンパンマンは親にとってもヒーローなんやから」

…そやそや。

「アンパンマンちゃうがな。
ほなもうちょっと何か言うてなかったかー。うん」

ミュージアムの入場料が、大人も子供も同じ料金らしい。

「アンパンマンや。
神戸のミュージアムは、子供も大人も一人1800円かかるんやから。

な?普通は子供料金は安いのに、完全に子供をターゲットにしてんのよ。お子さんの多い親御さんは大変よ?

店側がもう1段値上げしよう思うんなら、俺は動くよ」

…おう。

「アンパンマンよ絶対」

…分からへんねん。

「なんで分からへんのこれでー」

…俺もアンパンマンおもてんけどな。

「そうやって」

…ジャンルでゆうたら推理ものやって。

「ほなアンパンマンちゃうがな。
ジャンル全く分からんけど」

…おう。

「推理ものだけではないねん」

…おう。

「始まった瞬間に悪い奴はバイキンマンやって分かってるし」

…おう。

「それにあのバイキンマンのバレバレな変装が見抜けんくらいやから、アンパンマンの推理能力はゼロよ」

…そやそや。

「アンパンマンちゃうやないか。
ほなもうちょっと何か言うてなかったー?うん」

飛行機や宇宙船まで作る凄いおじさんがいるらしい。

「アンパンマンやないか。

ジャムおじさんはねえ、アンパンマンや食パンマンだけじゃなくて、ありとあらゆる乗り物を作ってしまうスーパーエンジニアなんよ。

恒星間飛行ができる宇宙船を作れる男は、世界広しといえどもジャムおじさんとバイキンマンだけよ。凄い男よ」

…おう。

「な?浮かんでくるのは白いコック帽をかぶった、ふくよかなおじさんの顔だけ」

…そやそや。

「ほっぺが赤いおじさんの顔だけ」

…そやそや。

「アンパンマンに決まり。そんなん」

…でも分からへんねん。

「分からんことない。そんなん。
オカンの好きな子供向けアニメはアンパンマンで決まり、もうー」

…オカンが言うには、アンパンマンではないっていうねん。

「ほなアンパンマンちゃうがな。
オカンがアンパンマンではない言うんやったら、アンパンマンちゃうがな」

…そやねん。

「先言えよ」

…おう。

「俺がジャムおじさんの真似してる時、どう思ってたん」

…申し訳ないなって。

「ホンマに分からへんの」

…おう。

「どうなってんねん」

…でもオトンが言うには、

「オトン?」

金田一少年の事件簿ちゃうかって。

「いや絶対ちゃうやろ。

もうええわー。

ありがとうございましたー」

 

以上、ミルクボーイ×アンパンマンのネタをお届けしました。

改めてテキストで書いてみると、二人の話芸の凄さ・面白さが良く分かりました!

テキストでの再現はかなり無理がありましたね。。。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

そういえばこれも【顔】に関する内容でした。

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