締め切りと同じくらいビジネスに大事なことを会社のトイレで学んだ【3000文字チャレンジ】

たくろう(@nuluto_blog)さんの3000文字チャレンジの記事が激しく面白く、刺激的でした。

私は最近3000文字チャレンジへの参加を別記事への注力のため見送っていたのですが、

ブログ、しかも3000文字チャレンジという文字だけの媒体でこれほど面白いものを書けてしまうことに改めて感動し、インスパイアされ、「そうだ、コレを書こう」と思い付いたものをストレートに書いてみることにしました。

今回のお題は「締め切り」です。

たくろうさんはこれを「ビジネスに大事な締め切り」という角度で切り取り、そこに検便を掛け合わせて昇華させるという通常の発想ではありえない傑作を書きました。

凄すぎます。

僕も「締め切り」で書く!と考えたのですが、たくろうさんの記事を読んだ後では「検便」の方にどうしても発想を引っ張られてしまい、気が付けばそこから抜け出せなくなっていました。

そこで!

「締め切りと同じくらいビジネスに大事なことを会社のトイレで学んだ」

という私のとある経験談を書くことにしました。

いつもながらですが、時間を無駄にしていいよという方だけ読んでください!

 

さて。私の本業はサラリーマンです。

休業日と休暇日以外は欠かすことなく出勤し、雨にも負けず、風にも負けず、一度雪には負けたことがありますが、基本的には日々頑張って仕事に励んでいます。

毎月の給料日と、年数回のボーナスの支給日には

社畜アジャース!!

とどこかの国会議員さんのようなツイートを心の中のSNSで発信しながら、しかし実際にはそのほぼ全額を家計に捧げるという調査兵団のような暮らしを送っています。

そんな私が常々思うことは、「ビジネスに締め切りは大事」と一般に言われてもう億数年久しい今日この頃なのに、

締め切りを提示してこない上司・関係者がまだまだ多すぎるということ。

 

あなたの周りにはこんな上司いませんか?

 

「この仕事よろしく」

「分かりました。で、締め切りはいつですか?」

「えっ?うんそうだな…。来週の木曜日くらいかなあ」

「来週の木曜日ですね(ちなみにこの日は月曜日)?分かりました」

(数日後)

「霧島くん、こないだの仕事できた?」

「はい?来週の木曜日締めなんで、概要を見ただけでまだやってませんよ」

「はあ?大事な仕事なのに何やってんだよ!馬鹿か!今日中になんとかしてくれないと困るよ!」

「いやそもそも締め切りが…」

「とにかく今日!何時まででもいいから!明日の朝にはチェックするからな!」

「…」

 

これは極端で大袈裟な話かもしれませんが、似たような経験は結構ありました。

だいたい仕事を発注する時点で締め切りを示してこない人って、事前の段取りが下手なパターンが多いです。

段取りが下手だから締め切りが考えられない。

締め切りの設定も下手。

これが上手い人になると、仕事の重要度、想定する作業量、完了が遅れた場合のバッファの取り方、この3つを絶妙なバランスで取ってきた締め切りを設定してくるので「ううん」と唸らされてしまいます。

そう。

ビジネスに締め切りは大事ですよね。

しかしそれと同じくらい大事なことがあります。

それを私は会社のトイレで学びました。

 

さあ、ここからがいよいよ本編ですよ。

締め切りに負けないくらい大事な話をしますよ。

心の準備はいいですか?

また、トイレの準備はいいですか?

もし誰かが、あなたの使うトイレを長時間占領しているのなら、ここで記事を読むのを一度やめてください。

また、シュークリームなどのスイーツや、定番ですがカレーライスを食べながらこの記事を読んでいるのなら、それも一旦読むのをやめましょう。

その方が最後まで食事を美味しくいただけます。

 

それでは行きます。

 

私の勤める会社には、共用のトイレがあります。

これに共感していただける方は多いでしょう。

一人ひとり専用のトイレを備えている会社なんて極めてわずかだと思いますし、そもそもトイレが無いなどという攻め過ぎた会社はきっと労働基準法とかなんとか法の何かに底触しそうな気がするのでそれも無いでしょう。

そして私が出社して一番最初にすることは何か。

それは自席に荷物を置くことです。

そして次にすることが、共用のトイレに行くことです。

そこで何をするのか?

決まってますよね。

トイレでするといったら、アレですよアレ。言わなくても分かりますよね?トイレットペーパーも使いますよ?

実はこれにはちょっとした事情があります。

私、便秘気味なんです。

普通の人は朝起きてしばらくしたらトイレで快便!というのが当たり前のルーティンだと聞きます。

しかし便秘気味な私にはその習慣はありません。

出ないんです。

単純に出ないんです。

全身の筋力を騒動員しても。どんなに真に迫ったイメージトレーニングをしても。全集中・便の呼吸を使っても(いやそもそも使えなかった)、私の大腸は僅かにもうねりません。

ところが不思議と、会社に行くと出るんです。

バイク通勤で風に腹部を適度に冷やされたせいでしょうか。はたまた、仕事場の緊張感が便を出せと命じてくるせいでしょうか。

会社のトイレの朝ではほぼ100%に近い勢いで出ます。経験上。

 

その日も私はトイレに向かいました。

ダイベンするために。

私が向かうのは洋式便座。

ところで使ったことがある人は分かると思いますが、共用のトイレというのは、便座の蓋が占められている場合と、開け放たれている場合とがあります。

マナー的には便座の蓋を占めている方が良いとされています。

気にしないですが風水的にもそうらしいですね。

そのせいか、最近は閉まっていることが増えてきている気がします。

 

さて。蓋が閉じた便座を前にして皆さんはどう思うでしょうか?

「うん。マナーが良いね」

というさわやかな気持ちになるでしょうか。

私も勿論そうです。でも、100%そうではありません。何故かというと、

「この蓋を開けた時、在ってはならないはずのモノがあったらどうしよう…」

という恐怖を同時に感じるからです。

これは、一度でも経験してしまうと強烈なトラウマとして脳裏に刻まれます。完全に払しょくするためには、一説には1万回のオミヤゲなし便座を経験しなければならないとも言われているそうです。

まあこれは嘘だとしても、強烈な恐怖感が叩き込まれることは間違いありません。

私も何度か経験したことがある人間の一人です。

しかしその日はもうしばらくそんな経験から遠ざかっていたので、完全に油断していました。

何の心の準備もなく、私は便座の蓋を開けてしまいました。

 

ところで皆さん。

洋式便座の蓋って、どんな姿勢で開けますか?

 

想像ですけれど、便座の方を向いたまま、おそらく少し屈んだ状態で、利き手をそっと便座に伸ばして「えいやっ」って感じで開けますよね。

その動作の時、自然と顔と便座とが近づいていますよね?

Jリーグのゴールキーパーのように極端に手が長~い人を除いて、顔と便座とは普通に距離が近くなっていると思うんですよ。

で、想像してみてください。

その距離で蓋を開けた途端、眼前に飛び込んでくる茶色い物体のことを。

そして突然に鼻腔を刺す「オウァッッ!!」という刺激臭のことを。

めっちゃ至近距離ですよ。

これが和式便座なら個室のドアを開けて「あっ、残ってるじゃん…」と被害少なく去ることも出来ますけれど、洋式便器の距離はこれを許してくれません。

ほぼほぼ零距離射撃です。

常人の反射神経では絶対に避けられません。これを無事にやり過ごすには全盛期の亀田興毅じゃないと無理です。

勿論私は真正面から食らいました。

いやごめんなさい。食べてはないですよ。

視覚と嗅覚に果てしなく強烈な刺激を受けたという意味です。

私は遠のきそうな意識の中、そっと蓋を閉じ、水栓ペダルを押し下げてその場を離れました。そして後悔と怒りに打ち震えながら、別の個室でダイベンを済ませました。

 

そして次の日。

同じ便座の蓋は、その日も閉じられていました。

「昨日はあんなことがあったけど、さすがに連続はあり得ないよな…」

と普通は思うことでしょう。

勿論私もそう思いました。そして油断していつものように蓋を開けました。

そう。

そこは、あの零距離射撃の距離。

そして今日もヤツはそこにいたんです。

あの日あの時あの場所で。カンチではなくウンチが、まるで私を待ち構える地雷のように仕掛けられていたんです。

回避不能!

視覚と嗅覚の双方の拳が一瞬のうちに「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」と叩き込まれる!

時を止めるスタンドがあれば……、いや、時を消し飛ばせるキング・クリムゾンこそがあればと、長い人生でこの時ほど強く思ったことはなかったでしょう。

しかしそんな能力を持ち合わせない私は、またもや正面から強烈な刺激をダダダと叩き込まれ、ドグバアァァン!!と個室から追い出されることになりました。

信じられない体験でした。

 

しかしこれはまだ序章にしか過ぎなかったのです。

 

信じられない話ですが、これはその後も数日に渡って続きました。

かなりの高確率でそいつは朝の便器で待ち構えていました。

私の統計によると実に66%。

これは一体何なんだ。新手の嫌がらせか?

私の朝のルーティンを知った誰かが、それを阻止しようと合法的な範囲内(?)で実力行使に出たのか。

ドドドドドドドド。

疑心暗鬼に陥りかける私。

しかしある日、その疑惑の個室でこんな張り紙を見つけました。

「水の勢いが弱くて流れにくくなっています。流し切ったことを確認してください」

私はハッと気付きました。

・いつも蓋が閉まってある。
・水流が弱く流れにくい
→水を流すと同時に蓋を閉めて、確認しないまま個室を離れている。

これが原因なのではないかと。

いつもウンコが残っていたのは悪意ではなく構造が原因だったんじゃないかと。

そしてその構造と、「水を流すと同時に蓋をする」という行為の掛け算とで、私が毎朝ウンコを零距離射撃で撃ち込まれるという悲劇が起きていたんですね。

 

なるほど。

 

これはビジネスにも共通した問題だな

 

と唸りました。

 

良く見かける行為だと思うんです。

「指示を出したら終わり」だと思っている人。

 

勿論指示を受けたらそれを完全に実行するのが仕事ではありますが、そうならない場合も普通にあったりします。

単純なうっかりミスであったり、あるいは予測不能な事態も当たり前に起こります。それに経験の浅い人であれば、より丁寧な支持が適時必要なケースがあるでしょう。

指示を出す人は、進捗管理を行い、完了させるまでが仕事のはずです。

なのに「指示を出したら終わり」だと思っている人。それで出来てなかったら「なぜ出来てないんだ」と怒る人。

それって、

トイレでウンコをしておきながら、ちゃんと最後まで流れたかどうかを確認しないのと同じじゃないかと。

その人はこう言うかもしれません。

「いやいや。俺はちゃんと水栓を動かしたし、水が流れる音も聞いた。後の人の事も考えて便座も降ろした。普通はそれでちゃんと流れるんだから、流れてないのは俺の責任じゃない。トイレの責任だよ」

そんな人に、私はこう言いたい。

「トイレの能力は、トイレによって様々です。また、日によって水流が弱いこともあります。あなたの仕事は水栓を押すことではなく、無事にウンコが流れたかどうかを最後まで見届けることではありませんか?」

ビジネスの現場において、私も年齢的に指示をすることの方が多くなりました。

そんな時に思い浮かべるのはいつもあの日の便器のこと。

指示をするだけでなく、

・水の勢いは適当か
・予想外にへばりつくウンコじゃないか
・ちゃんと流れたか
・まさかの逆流が起きていないか

など、適宜責任をもってフォローすることが大切だと、自分自身への戒めとしたいです。

そしてしっかりと締め切りも守る。

これで大抵のビジネスは大丈夫ですね、きっと。アハハ。

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