1分で話せる!映画「億男」の感想

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霧島もとみです。

今日の1分で話せる◯◯は、現在公開中の映画「億男」を紹介します。

佐藤健・高橋一生は僕が大好きな俳優の二人。

佐藤健は仮面ライダー電王から、高橋一生はTVドラマ「カルテット」で一目惚れしてから、追っかけるように見ています。

この二人が並んだ予告編を劇場で見た瞬間に「あ、これは見に行っちゃうな」と予感したとおり、劇場に足を運びました。

そして面白かった!

テーマとなっていた「お金」ももちろんですが、二人をはじめとした役者達の演技の素晴らしさに圧倒され、心から楽しめた2時間でした。

それでは、映画「億男」の感想を1分で話せる内容で紹介します!

1分で話せる映画「億男」の感想

「億男」は、川村元気さんのベストセラー小説を原作に、2018年10月に公開された映画です。

るろうに剣心シリーズの大友啓史監督作品で、佐藤健さんと高橋一生さんの共演が話題になりました。

テーマは「お金の正体は何か」。古典落語の「芝浜」をモチーフにしたストーリーは割とシンプルでしたが、面白い映画でした。

何が面白かったか。それは、佐藤健、藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカたちによる

「お金に魅せられた人間」

の表現です。

演じるのはそれぞれ「億を超える大金」を掴んだ人間。
強烈な存在感を持った生々しい芝居の表現に、映画を見ていた僕は、億というお金を、彼らの姿を通してありありと感じていました。

気がつけば、劇中の佐藤健にかわって僕自身が、大金に感情を揺さぶられ、歓喜し、絶望し、興奮し、落ち込んでいました。

お金の魔力と、役者たちの圧倒的な演技に酔いしれる2時間はあっという間の出来事でした。

億男、ぜひ体験してみてください。

1分で話しきれなかった僕の感想

僕は原作を読んでいませんでしたので、事前情報は映画館で見た予告編のみという状態でした。

映画を見る前にぼんやりと予想していたことは、

「結局はお金よりも大事なものがある。それは家族や愛情だ」

という映画なのかな?ということでした。

そんな感じのヒューマン・ドラマなんだろうと考えていました。

しかしこの予想は裏切られました。

確かに「お金が全てではない」というようなストーリーではありましたが(詳細はネタバレになるので省きます)、この映画の主題はそこではありませんでした。

映画のメインテーマは、大金を掴んだ人間そのものをエンターテイメントとして見せることだったんです。

それで、その姿を通じて、お金というものを感じてくださいという。

大金を掴んだ男=億男として登場するのが、主人公の佐藤健のほかに、高橋一生、藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ。

もうとにかく役者陣の演技が凄すぎました。

役者陣の演技が凄すぎた

映画に出てくる億男たちはどれも一癖ある人物。

それを「これでもか!」と言わんばかりの演技で生々しく圧倒してくる役者陣の演技が、この映画の一番の見どころだと感じました。

藤原竜也はお金の教祖のような役柄。
一言一言に自信が満ち溢れ、力強い言葉で語りかけてきます。

もう、超絶うさんくさいほど圧倒的な存在感。

「あなたの夢は絶対に叶います。かないまーーーーーす!!!」

と集会で連呼する姿は圧巻ですよ。

僕も教祖をやりたくなってしまいました。

北村一輝も面白い。

妙な浮ついた小声の関西弁で怪しさ全開です。
でも目がそらせない存在感がありました。

というか北村一輝だと最初は気付かないくらい、役にハマりきってました

競馬場で佐藤健を言葉巧みに翻弄するシーンは圧巻ですね。
僕もすっかり感情移入して、単勝に1億円をぶっこんでいる感じでドキドキしてしまいました。

高橋一生は・・・

もう「見てください」としか言いようがありません。

人と上手く話す事ができない(どもる)けれど、その内に強い信念を秘めている役。

自分が心から好きなことを話すときや、落語の時はスラスラと言葉を使うことができる。
落語の芝居もうますぎてびっくりする。表情の作り方もとても豊かで、しかもころころ変わる。

冒頭のハイヒールで酒を飲む時の瞳に秘められた怪しい光。

どれも見ているだけでワクワクする演技でした。

こうやって書いていると、役者陣の演技が凄かったなあと改めて思いました。

大きなカタルシスはないが、この映画には不必要

映画「億男」のストーリーには大きなカタルシスありません

驚くような大逆転や、ラストに秘められた大きな謎などもありません

そういうものはこの映画には必要ないものでした。

佐藤健と一緒に「億男」たちを巡る旅をして、彼らを通じて「お金」を経験していくことがこの映画のテーマだったからです。

旅の一つ一つに強烈なエンターテイメントが込められているため、飽きることもありませんでした。

最後まで安心して楽しむことができるエンターテイメント作品だったと思います。

以上、映画「億男」の作品でした。

日曜日の午前中の回で、観客は僕を含めて10人未満だったのが残念です。
もっと多くの人に見てもらいたいです!

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