こんにちは。霧島もとみです。
えーと。。。
今、不安に襲われています。
悩みのタネになっている私の病気が再燃したからです。
入院&退院してからは順調に推移し、制限はありながらも日常生活を問題なく過ごしていたのですが、この数か月で急激に数値が悪化。
腕を上げにくくなる、階段が昇りにくくなる、重いものが持てなくなる…などの症状が出るようになり「症状を抑えるための入院治療が必要」との診断になりました。
まじですか。
う~ん。
考え出すと色々な事が頭に浮かびます。主に不安です。
・症状が治まるか
・治まったとして再発しないか
・仕事への影響
・家庭を不在にすることの影響
・奥さんへの負担
これくらいならまだいいですが、不安というものは留まることがありません。放っておくとどんどん加速していく孤独のランナウェイで、こんなことまで考え始めます。
・あかん。死ぬかも。
・死なないとしても仕事無くなるかも。
・収入無くなったらどうしよう。
・住宅ローンどうしよう。
・子供の学費…。
でも大丈夫。
散々悩みまくった私には、不安に襲われてもそこから抜け出す思考スキルが備わっています。
今回もそのスキルを発揮し、とりあえず不安から逃れることができています。
ということで今日は、私が使っている「不安に襲われても大丈夫!!になる思考スキル3選」を紹介させていただきます。
もしも不安に襲われたときには、あっ、こんなスキルがあったなと思い出してみてください。
スキルその1:影響の輪、関心の輪
「影響の輪」と「関心の輪」は世界的ベストセラー「7つの習慣」に出てくる考え方です。
この思考を使って不安を整理するというのが1つ目の思考スキルです。
まだ読んだことが無いという人のために「影響の輪」と「関心の輪」について簡単に説明すると次のとおりです。
関心の輪:知的・感情的に関心を持っていること
影響の輪:関心の輪の中で、自分がコントロールできること
このうち自分自身が影響を与えることができる「影響の輪」に集中するべきだということが「7つの習慣」に書かれています。
では具体的にどう使っていくかというと、不安として湧いてくる思考が「影響の輪」の範囲なのか、「関心の輪」の範囲なのかを当てはめていきます。
そうすると、割と多くのことが「関心の輪」の範囲だと気づくことができます。
・症状が治まるか
・治まったとして再発しないか
・あかん。死ぬかも。
・死なないとしても仕事無くなるかも。
・収入無くなったらどうしよう。
・住宅ローンどうしよう。
・子供の学費…。
例えば病気のこと。
「早期発見に努める」「治療を受ける」ことはコントロールできますが、その結果は自分ではどうしようも出来ないことなので関心の輪です。
再発どうこうも同じですね。
もちろんその結果死ぬかどうかもコントロール外です。
ということでこれらの事については「関心の輪だから考えてもしょうがないよね。アハハ」と諦めます。コントロールできないことを考えても意味がないですよね?
この整理により、不安を自分自身の思考から一旦置くことができます。
アドラー心理学的にいうと「課題の分離」ですね。
また、「影響の輪」の範囲の中のことについては、課題を具体化し、自分に出来ることを考えたり、実際に手を打つことが可能ですね。
・仕事への影響
・家庭を不在にすることの影響
・奥さんへの負担
幸い私はサラリーマンな組織人なので、仕事についてはある程度代替がききます。もちろんチームの人に負担はかけてしまいますが、治療中の必要な業務や情報、依頼・委任事項を整理しておけばその負担を軽減することができます。
家庭についても同じです。
どうしても奥さんに負担をかけることは逃れられないので、周囲に援助を頼んだり、自分の入院に関して出来るだけ負担をかけないような方法を考えます。
あとは奥さんと子供たちを信じる!
以上のように「影響の輪」と「関心の輪」を整理することで次のことが実現できます。
- コントロール外のことを思考の外に置ける
- 考えるべきことに集中できる
ちなみに「複数の不安を同時並行で抱える」というのはかなり強力なストレスを感じるため危険です。
「影響の輪」と「関心の輪」の思考でかなりラクになると思いますので、ぜひ取り入れてはいかがでしょうか。
スキル2:紙に書き出す
そうは言っても、頭に次々と不安が湧きだしてくる状態では、なかなか思考を整理していくことが難しいです。
そんな時に役に立つスキルが、
紙に書き出す
という事です。
〇〇なメモ術とか、〇〇な思考法とか世の中にはいろいろなメソッドが紹介されていますが、そんなことは一切気にしません。
とにかく頭に思い浮かんだものを全て紙に書き出す!
頭の中に沸いたものを片っ端から紙の上に乗っけていくイメージです。
そうすると不思議なもので思考がラクになります。
細かい理屈は分かりませんが、私自身としては「紙という外部記憶に出力したから、脳内のワーキングメモリが解放されたのだな」という感覚があります。
紙に書き出すという効果には「思考が具体化する」「整理できるようになる」という事がよく言われますが、私はこの「脳内ワーキングメモリが解放される」という感覚の効果も高いという気がしています。
ちなみに紙に書き出した不安を次にどうするかというと、先ほど紹介した「影響の輪」と「関心の輪」に分類していきます。
必要な事項については具体的な対応策を考えていけばいいですね。
- 脳の負担を減らす
- 思考を整理する
「紙に書き出す」たったこれだけの事で、大きな効果が得られます。
スキル3:歌を聴く
そして3つ目のスキルがこれです。
歌を聴く。
自分自身の思考を切り替えるトリガーとして音楽を使います。
マインドセットを切り替えると言った方が適切かもしれません。
歌の力は強大です。
音・リズム・言語という3つの大きな刺激で脳に影響を与えることができます。
「ライブで興奮した」「感動して泣いた」などの経験が伴えば、その経験も一緒に甦ってきますから、さらに強力な刺激になります。
歌と自分自身との関わりごとに分類し、「この時にはこの曲!」という目的別セットリストを作っておくと有用性がぐっと上がります。
- 自分を奮い立たせたい時
- とりあえず休息したい時
- 悲しみを忘れたい時
私は不安を感じた時には、負けそうになる自分を奮い立たせるためのトリガーとしてUVERworldの「Fight For Liberty」を聴きます。
人生が二度あるならこんな険しい道を選ばないだろう
でもこの一回、たった一回しかチャンスが無いのなら…
このフレーズにいつも勇気をもらっています。
ただ、一つだけ注意があります。
「歌」の効果はあくまで思考を切り替えるトリガーの役割なので、不安そのものを消すことは出来ません。
思考を切り替えたら、スキル1・スキル2の方法を使って、不安そのものを思考から除いくことをオススメします。
記事のまとめ
ということで、私自身が不安に襲われた時に使っている3つの思考スキルを紹介させていただきました。
スキルその1:影響の輪、関心の輪
自分自身が影響を与えられる出来事だけに思考を集中し、それ以外のことはコントロール外として考えるのをやめる。
スキル2:紙に書き出す
頭に浮かんだ不安を紙に書き出して脳の負担を減らす。紙に書き出した後は、整理し、必要なものには対処法を考える。
スキル3:歌を聴く
思考を切り替えるトリガーとして「自分の場面別セットリスト」の歌を聴く。思考を切り替えた後は、スキル1・2で不安を取り除いていく。
不安は日々絶えないものです。
今回は病気のことでちょっとした不安に襲われましたが、それ以外の不安に襲われたときも最近はこのスキルで乗り越えています。
不意にコントロール不能なくらいの不安に襲われてしまったと感じたとき、このスキルのことを思い出してみてください。
きっと何らかの助けになるのではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。