「メンタルヘルス・マネジメント検定試験2種ラインケアコース」に過去問題集を使って1ヶ月で効率的に合格する方法!

霧島もとみです。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験2種・ラインケアコース1ヶ月だけ勉強してたぶん合格しました

夫婦共働き&3人子持ち(幼児含む)で勉強時間が豊富ではなかったので、「とにかく効率的に学習する」ことに注力しまして、それが合格に結びついたのかなと思っています。

そこで今日は、合格の原動力となった僕の勉強方法のうち、過去問題集を使った効率的でとてもシンプルな勉強方法を紹介します。

しかもこの勉強方法は、メンタルヘルス・マネジメント検定試験2種だけでなく、マークシートの択一式の試験で幅広く使えます。

資格試験や大学受験などに向けた勉強の参考に、よかったら読んでみてください。

過去問題集を使った効率的かつシンプルな勉強方法

過去問題集を使った僕の勉強方法のポイントを最初に紹介します。

とてもシンプルです。

・良質な問題集を選ぶ
・択一式問題の全部の選択肢について、正解または不正解の理由を丸暗記する
・周回する(3回程度が目安)

たったこれだけです。

1つ1つ、詳しく書いていきましょう。

良質な問題集を選ぶ

「全部の選択肢について正解・不正解の理由が書いてある」問題集を選びます。

これが必須です。

解説が詳しくて分かりやすいものなら、なお良いです。

自分の目で確かめるのが一番ですが、レビュー記事などを参考にしてもいいでしょう。

僕が使った「メンタルヘルス・マネジメント検定試験 II種ラインケアコース 過去問題集」はとても良い問題集でした。

択一式問題の全部の選択肢について、正解または不正解の理由を丸暗記する

択一式問題を解くときには「正解はどれか」を覚えようとする人もいますが、その勉強では不十分です

選択肢が4つある問題なら、その全部について、正しいものもは正しい理由を、間違いのものは間違いの理由を丸暗記していきます。

問題を解くときには、すべての選択肢について「これは◯◯だから正しい」「これは△△がXXだから間違い」と、根拠と結果を考えるようにしましょう。

それで解説を読んで、考えが合っていたかどうかを確認します。

この時に数字や大事な点などは、解説に赤ペンで下線を引いておくと記憶に残りやすいです。

周回する(3回程度が目安)

全部の選択肢について、正解または不正解の理由を丸暗記するために必要なことは、何度も繰り返して問題を解くことです。

目安としては、問題集を3周くらいすれば何となく覚えるようになると思います。

その時に大事なこととして、問題を解くたびにマークをしていきます。

◯:全部の選択肢の正解・不正解の理由が分かった
△:正解がどれかが分かったが、全部の選択肢の理由は分からなかった
X:間違えていた

このマークが効率良い勉強のキモになります。

もう覚えているところ、覚えていないところ、苦手なところが分かってくるからです。

例えば3回問題集を解いたとして、

◯◯◯:完全マスター
X△◯:ほぼマスター
XX◯:少し不安が残る
XXX:覚えていない

というように、それぞれの問題ごとの習熟度が分かってきます。そうしたら、次は覚えていないところや不安が残るところを重点的にやっていけばいいので、効率が上がります。

また、「◯◯◯」のところは「ここはマスターした。本番でもできる」と自身を持つようにします。

 

勉強方法は以上です。たったこれだけです。

これを行うことで問題集の内容が自然と頭に入ってきて、試験本番でもしっかりと正解を取っていくことができるようになるでしょう。

なぜ効率的でシンプルなのに、高い効果が得られるのか?

この勉強方法が効率的に高い効果を得られる理由は2つあります。

1つは、記憶に残りやすいこと。

もう1つは、時間を省略できることです。

それでは、それぞれのポイントを紹介していきます。

記憶に残りやすい3つのポイント

この勉強方法が記憶に残りやすいポイントは3つあります。

  • アウトプットすることで記憶に残る

記憶というものは、単純にインプットするよりもアウトプットを伴う方が定着しやすいと言われています。

「問題を解く」というのは、問題をヒントにして自分の中から答えを導き出す行動です。

これはアウトプットの行動です。

問題を解くことでアウトプットの回路を多く使用するため、記憶に残りやすくなるんですね。

さらに、問題を解いた直後に正解や不正解の理由を確認することで、

「なるほど!自分のアウトプットはここが正しかったのか(間違っていたのか)」

というように情報がアウトプット行動に関連付けされるため、より記憶に残りやすくなります。

  • 択一式が一問一答になり、アウトプットの回数が多くなる

「択一式問題の全部の選択肢について、正解または不正解の理由を丸暗記する」と書きました。

このためには、全部の選択肢について「なぜ正解なのか?不正解なのか?」という問題を解くように考えることが必要不可欠です。

これはつまり、選択肢の1つごとに問題を1問解いているのと同じことになります。

4択の問題を1つ解くだけで、実際には4つの問題を解くということになる訳です。

これでアウトプットが4倍になります

単純に問題を解くよりもアウトプットの回数が多くなることで、より記憶に残りやすくなります。

  • 繰り返し&関連付けで記憶に残る

「周回する(3回程度が目安)」ことが大切なのは、単純ですが、繰り返すことで記憶は残りやすくなるからです。

1回めに問題を解くときに考えたこと、2回めに問題を解くときに考えたことも記憶に残り、どんどん脳内メモリが強化されていきます。

また、過去問題集の特徴として、「類似の問題が繰り返して出てくる」ということがあります。

問題が違っても選択肢の1つがほぼ同じ内容が書かれているパターンや、同じようなテーマでもちょっと違う視点で問題が作られているパターンなどです。

これらを解いていくことで、「これ前にもあったぞ」と関連付けアウトプットが行われることになり、その部分の脳内メモリがさらに強化されます。

このため同じような問題を発見したときは「記憶を強化するチャンスだ!」と喜び、面倒くさがらず真剣に取り組みましょう。

2回目、3回目と周回数を増やすごとに、自分でも驚くくらい記憶に残っていることに気づくはずです。

時間を省略できる3つのポイント

次に、時間を省略できる3つのポイントについてお話しします。

  • 幅広い範囲の中から要点に絞った勉強ができる

メンタルヘルス・マネジメント検定試験には公式テキストがあり、そこから検定試験は出題されるため「まずは公式テキストを勉強しなければ」と考えるかもしれません。

でも公式テキストの分量は多く、全部を網羅的に覚えることはなかなか簡単ではないです。

どんな試験でもそうですが、第一の目的は「検定試験に合格すること」ですので、合格するための勉強をしなければ駄目です。

そのためには要点に絞った勉強が効果的です。

要点以外のところ、つまり「あまり出題されず、勉強しても点につながらないところ」は、極端な話として捨ててしまっても構わないくらいです。

過去問題集は、この点、実際に出題された問題から作られているテキストなので、もうそれだけで「要点を中心に作られた資料」と考えることができます。

さらに、問題集の著者が「ここがポイントだろう」と必死に考えて厳選された問題が掲載されている訳ですから、さらに要点に絞られているんですね。

ということはつまり、問題集を中心に勉強することで、本来の幅広い範囲から、要点に絞った勉強を自然と行うことになります。

  • 書く手間と時間を省略できる

問題集を繰り返し解くというやり方は時間がかかりそうに思えるかもしれませんが、そんなことはありません。

例えば、公式テキストを読んで、ノートに整理してまとめて…という勉強方法と比べると、圧倒的に短時間で済みます。

それは書く手間と時間を省略できるからです。

この勉強法では、書くことはほとんどありません。ペンを持って書くのはたった3つだけです。

・問題文の前に解いた結果をマークする
・解説文で覚えたいところに赤線を引く
・追加で覚えることをメモする

どれも時間はほとんどかかりません

手書きでノートに書くより覚える効果は少ないかもしれませんが、その分、問題を解くことに時間を使えるため、繰り返し回数を増やすことができます。

結果的に記憶に残りやすく、かつ、短時間で習得することが可能になる方法なんです。

  • 苦手な箇所が分かるので集中対策ができる

問題を解いた結果を「◯・△・X」で記録していくことで、自分の苦手な箇所が見えてきます。

例えば3回解いて「◯◯◯」ならその問題はマスターしたと言えるでしょう。

これが「XXX」なら全然駄目ということです。

ということは、それからの勉強や、試験直前の振り返りは、「X」がある問題を中心に行えば効果が高くなります。

覚えながら自分の苦手箇所も分かるという、お得な勉強法でもあるんです。

実際に僕がやったこと

それでは実際の勉強例として、僕の勉強内容を紹介します。

使用した過去問題集は「メンタルヘルス・マネジメント検定試験 II種ラインケアコース 過去問題集」です。

メンタルヘルス・マネジメント2種ラインケアコース過去問題集

この問題集は、「問題」と「解答・解説」に分かれていて使いやすく、解説が非常にしっかりと書かれていてとても役立ちました。

今更ですが、筆者の梅澤志乃さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

さて、問題を解いたあと、こんな感じで問題文にマークしていきます。

問題ページその1

見開きページの左側。
この問題は「XXX」なので、覚えられなかった問題です。

問題ページその2

右側のページです。
この問題は「X△◯」でした。
最初は分からなかったけど、2回めではどれが正解かは当てることができ、3回目には全部の選択肢の正解・不正解が当てられたということです。

勉強の成果が出たってことですね。

右上でページを折り返しているのは、振り返り勉強用の目印です。

これらの問題の解答・解説ページがこちらです。

解説・解答ページその1

解答・解説ページその2

赤のボールペンで線を引いている感じが分かるでしょうか。

ペンで書いたのはこれだけ。

後はひたすら問題を解く→解答・解説で確かめるを繰り返しただけです。

改めて書いてみると本当に簡単すぎて恐縮なのですが、この勉強方法でメンタルヘルス・マネジメント検定2種を1ヶ月で(たぶん)合格することができました。

どう考えても、効率的で効果的な勉強方法です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

「メンタルヘルス・マネジメント検定試験2種ラインケアコース」に 過去問題集を使って1ヶ月で効率的に合格する方法を紹介させていただきましたが、こうして記事にしてみることで「やはり良い方法だなあ」と感じました。

試験に合格するための勉強ですから、できるだけ楽に成果を出すのがやっぱりベストですよね。

これから勉強をしようという方は、ぜひ参考にしてみてください。

きっと素敵な効果が出ると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

追記:文部科学省後援・こころ検定2級の検定試験を受験して合格した記事も書きました。


タイトル画像
こころ検定2級をできるだけ楽に勉強!合格!した方法を紹介します

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