Gの後ろに立ってはいけない【3000文字チャレンジ】

こんにちは、霧島もとみです。

3000文字チャレンジです。

さて、今回チャレンジするお題は「中毒」です。

中毒…って、なんだかデンジャラスな響きがある言葉です。「良い意味で」使われることもあるかもしれませんが、圧倒的に負の響きで使われる方が多いでしょう。

ギャンブル中毒、薬物中毒、食中毒、一酸化炭素中毒…。

考えるだけでアンニュイになってきました。

そこで今回は、あえて、明るい「中毒」の記事を書いてみたいと思いました。

ちなみに「中毒」って正確にはどういう意味なんでしょうか。大辞林で引いてみると次のとおり。

1.物質の毒性により機能障害を起こすこと。
2.周囲の状況などになれて、感覚などが麻痺してしまうこと。

あれっ?「依存症になって止められない状態」みたいな意味があるのかと思いましたが、元々の意味は機能障害そのものを指していたんですね。

でもこの記事では意味を広く取って、いわゆる「やめられない状態」を「中毒」として書いていきます。

さて。

自分の「中毒=やめられないもの」を振り返ってみると、実に多くのものがあります。

その中で3000文字チャレンジに相応しい、明るくて楽しいもの、かつ、十分に「中毒」と言えるものであるもの。それが何だろうかとウンウン考えてみたところ、一つの結論に辿り着きました。

それは、Gです。

世間には色々なGがあります。

重力のG(gravity)。通信量のG(Giga)。ガッツのG(ジョジョの奇妙な冒険、キン肉マン)。

アニメでGといえばガンダム(Gundam)ですし、コードネームGといえばゴルゴ13のこと。

そんな中で中毒として語ってみたいGが何かというと、

Gです。

Gなんです。

これまでの人生の中で約1万回は実施されたはずであり、これからも日々記録は更新されていくであろうもの。それがG。実績から言って、「中毒」のお題に相応しい頻度と中毒性を持ち合わせていると言えるでしょう。

そろそろイニシャルではなくて正式名称を明かしたいところですが、このブログでは安全なコンテンツをモットーにしているため、最後までGで通させていただきます。でもまあ、ある意味正式名称なんですけど。

あ、そういえばGoogleもGですね。

という訳で前置きが長くなりましたが、今回は私とGについて語らせていただきます。女性の方は共感ゼロだと思いますので、よければこのあたりで離脱していただけると助かります。

薄々気が付いているかもしれませんがクソ記事ですので、ご了承のうえお進みください。

Gには色々な呼び名がある

Gはある意味で男性にとって避けて通れない道。GACKT様のような「俺はGしない」という覚悟の人物を除き、大なり小なりGを実行していると目されます。

特に思春期の男子にとっては興味の的で、他人がどんなGをしているのか、自分はこんなGをしている、効率的なG、刺激的なGなど、休み時間になると頻繁にGのことが話題になっていました。

しかし正式名称を口にすることはなぜか憚れる空気があり、一部の勇者を除いてはその真の名を口にすることが出来ません。恐れ多いのです。Gはハリーポッターで言えば「あのお方」、つまりヴォルデモートのような存在。だから私たち小市民は敬意とともに違う呼び名で(女子にバレないように)ひそひそと呼ぶのです。

幾つかご紹介しましょう。

・ひとり遊び

語源:特になし
ひとりで遊んでいる様子から。

・練習試合

語源:関根勤
関根勤がGをそう呼んでいることから。あんなに爽やかにGのことを語る大人を、僕はまだ知らない。

・修行

語源:ドラゴンボール
オッス!おら悟空!強くなりてえ?じゃあ一緒に修行すっぞ!的なノリで。

・イメージトレーニング(イメトレ)

語源:スポーツ
本来は試合のイメージを膨らませて集中力・身体操作を高めることであるが、イメージ(妄想)を膨らませる点が共通することから。

・セルフコントロール

語源:TMNの「Self Control」。
中学生当時にこの曲が流行していたこと、ある意味自分自身をコントロールする行為であることから。

・セルフバーニング

語源:ロマンシングサガ
本来は攻撃を受けた時にカウンターを行う魔法の名称であったが、「自分自身で燃やす」というニュアンスがGそのものであることから。

先んずれば人を制す

語源:故事成語
本来は「さきんずれば」という読み方ですが、なぜか「せんずれば」と読み替えられ、その響きが本来の名称の一つに近いことから。

 

割と「自分を鍛える」「訓練する」というニュアンスの呼び名が多かったように思います。意識高い系の男子が多かったということなのでしょう。他には旧約聖書の創世記にちなんだ名称もありますが、あっ、これは本家の名称なので駄目ですね。

この他にも様々な名前で呼ばれているG。そのバリエーションの豊富さから、Gが人々に親しまれていることが想像できます。

この機会にGの異名を思い出してみてはいかがでしょうか。

Gとゴルゴ13の共通点

先ほど「コードネームGといえばゴルゴ13」と書きましたが、そういえばGとゴルゴ13には共通点があります。

「俺の後ろに立つな」

ゴルゴ13の代名詞ともいえるこの台詞、Gでもこの点は全く共通しています。

「俺の後ろに立つな」

Gに挑む男子諸君は、その瞬間、全員がゴルゴ13になっています。

後ろに立たれたらGできません。

ていうか立っているのは俺だよ。

全力で気配を消すとともに、万が一の侵入者の近接に全身全霊で警戒する、それがGです。

Gは記録への挑戦

Gは記録への挑戦を駆り立てます。

1日に最高何回達成した!連続何回達成した!という自慢合戦は誰もがしたことはあるのではないでしょうか。

Gには中毒性だけでなく、人間を未踏への挑戦に誘う根源的な何かが秘められているのかもしれません。

その中でも特筆すべき挑戦を行ったのが友人S。

友人Sは、Gへの挑戦に誰も思い付かなかった角度で挑戦しました。

部屋に新聞紙を敷き詰めた彼は、Gで空中にどれだけ長い放物線を描けるか、つまりGの投擲競技に挑みました。なんと回数ではなく距離。やり投げの村上幸史か、ハンマー投げの室伏広治か。夜のオリンピックで彼は金メダルならぬホワイトメダルを獲得したのか。

「虚空に放たれた瞬間の美は、栄光への架け橋だーーーー!!!」

果たして最高記録が何メートルだったのか。今度会うことがあったら聞いてみたいと思います。

GとHUNTER×HUNTERの共通点

今回改めてGについて考えてみたところ、そういえばHUNTER×HUNTERに共通するところもあるなと気付きました。

HUNTER×HUNTERといえば念能力ですが、実はGは、念能力の修行に近いものだったんです。

念能力の四大行は「纏・絶・錬・発」です。

Gに共通していると思いませんか?

四大行を比較整理してみましょう。

【纏】
念:オーラが拡散しないように、体の周囲にとどめる。
G:オーラが拡散しないように、受け止める道具を用意する。

【絶】
念:精孔を閉じ、オーラが全く出ていない状態にする。
G:部屋のドアを閉じ、自己の存在感を消す。

【錬】
念:精孔を広げて、通常以上のオーラを出す。
G:刺激を与えて、通常以上のオーラを出す用意をする。

【発】
念:オーラを自在に操る。
G:オーラを発する。

どうでしょうか。Gは念能力の四大行であると言うことが出来ないでしょうか?ちょっと無理矢理すぎるでしょと思われた方、その通りです。確かに私もこれは言い過ぎかなと思いました。

ですが、このほかにも念とGとに共通する点があります。

例えば「円」です。

念能力ではオーラを円状に行き渡らせることにより他者の侵入・動きを感知するセンサーのような役割を果たすことができ、これを「円」と呼びます。

Gを行うものは、無意識にこの「円」を行っています。

階段を上がってくる母親の足音、隣の部屋のドアが開く気配、究極の集中状態になるとそれらが手に取るように分かるという経験をしたことがあると思います。

「俺の円に入ってきてみやがれ…。その瞬間、俺の刀で切り捨てる…じゃなく、本を隠して、俺の刀を隠して、さも勉強してましたという態を見せてやるぜ…」

まさに

ちなみにキルアのおじいちゃんゼノ=ゾルディックは半径300mの円を行うことが出来ます。

たぶん、Gの最中に母親にドアを開けられたトラウマが壮絶な修行に向かわせたのでしょう。

ちなみにVR装着でのGは、究極の円を纏わなければ恐ろしい事態を招くおそれがあります。誰も幸せにならない結果になりますので、くれぐれも慎重な円をお願いします。

ということで今日の結論です。

男は皆、念能力者(放出系)である。

 

いかがだったでしょうか?とりとめもなくGについて語ってみましたが、まだまだGは奥が深く、とても一度では語りつくせない魅力があると改めて気付きました。

まだGは道半ば、未知のGも多くあるでしょう。

これからもGを極めるべく邁進したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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