こんにちは、霧島もとみです。
今日は、UVERworldの曲の中でも飛びきり格好良い「7th trigger」の魅力を紹介します。
「7th trigger」は、二度と戻らないこの一瞬を決意で撃ち抜く!という熱い1曲です。
・自分は優柔不断だなあと感じている人
・なんとなく今を生きているなあというフワフワした感覚がある人
・そんなことはない。今も熱い決意を胸に秘めている人
という人には、特に刺さる曲です!
はじめに 「7th trigger」とは?
軽くおさらいです。
「7th trigger」は、2012年にUVERworldの21作目のシングルとして発売された曲です。
略して「セブトリ」と呼ばれることもあります。
UVERworldのシングルはタイアップが多いんですが、珍しくノンタイアップの曲です。
7作目のアルバム「THE ONE」では2曲目に収録されました。
2018年のベストアルバムに向けたファン投票では10位に選ばれました。
UVERworldの中でも人気がある1曲です。
それでは、曲の魅力について紹介していきます。
1 静と動の対比を演出する音楽性が格好良い!
「7th trigger」はアップテンポのロックナンバーです。
抜群のリズム感とシンセを多用した幻想的な音楽性が噛み合い、とにかくテンションが上がる曲です。
そんな中で僕が注目したのは「静と動」のコントラスト。
格好良さを際立たせている要素です。
静・・・ドラムでリズムだけの演奏、口笛
動・・・鳴り響くディストーションギター、激しいドラミング、シンセの効果音
静と動が曲の中で繰り返されるたび、緊張感がビシッと走ります。
もともとアップテンポなロックナンバーがさらに激しく引き立ち・・・痺れます。
その格好良さが凝縮されている箇所がイントロ部分です。
「7th triggerはこういう曲だぜ!!」と高らかに宣言するような勢いがあります。
あらためて言葉で書くと次の感じです。
少々無理があるのを承知で書きます!
注意を引くサイレンのようなシンセ音が鳴り響き、続いてノイズ音がリズムを刻み出す。
そこへディストーションを響かせたギターが鳴り込み、間髪入れずにドラムが激しく叩き出されて盛り上がりを演出する。
そして一瞬の空隙、鳴り響く”口笛”。
”trigger” と囁かれた次の瞬間、
再びドラムが叩きだされる!
ここからは動のパートとしての前奏が始まりAメロへ・・・
これがイントロの流れです。
曲が始まってからここまで、約15秒間。
たったこれだけの時間で僕の心臓は鷲掴みにされました。
この「静と動」により演出される格好良い音楽性が、まず大きな魅力です。
魅力1 静と動で演出する激しい音楽の格好良さ!
2 曲に込められた「決意」のメッセージが熱い!
「7th trigger」には次のようなメッセージが込められています。
「流されて生きるんじゃない。
自分の意思で決めて生きて行く。
結果がどうなったって構わない。
描いた未来を目指して、その手で引き金を掴み、この一瞬を撃ち抜こう」
僕が特に心を揺さぶられたのは2点。「決意」と「一瞬」です。
(1)決意
曲名の「7th trigger」を直訳すると「7つ目の引き金」ですが、込められた意味としては「7つ目の弾丸」なんだそうです。
確かにライブでは「7つ目の弾丸は、このオレ自身!」というMCが入ります。
弾丸を込める銃といえばリボルバーですよね。
そのリボルバーに込められる弾丸は6つです。
じゃあ7つ目の弾丸=オレ自身がどういう意味なのか?それはずばり、
決意です。
6つの弾丸だけでは銃は役に立ちません。
引き金が絞られることで弾丸は発射され、銃は力を発揮するからです。
自分自身の決意が弾丸となって引き金を引き、この一瞬を撃ちぬくんだ!!
これが、この曲に込められた一番強いメッセージだと思いました。
ちなみに僕はこれをちょっと違う解釈でも受け止めています。
「7th trigger」は7番目のトリガー。
UVERworldは6人。6人は決意のトリガーを既に引いている。
じゃあ7番目のトリガーは誰が引くのか?
他の誰でもない、曲を聞いているお前自身が引くんだよ!
さあ決意しろ!
とTAKUYA∞が叫んでいるという解釈です。
僕の思い込みでしかないけど、よりメッセージが刺さるような気がして好きです。
とちらにしても熱い!
(2)永遠のなかの一瞬
次の歌詞から始まるCメロ。
ここも強く揺さぶられる所です。
”This moment of eternity oh…like it この価値観でしかないが 世界は素敵だろ”
moment → この瞬間、一瞬
eternity → 永遠、長い時間
直訳すると「永遠の中のこの一瞬」という言葉になりますが、でもちょっとすっきりしない表現です。
より熱狂するために整理しておきましょう。
僕は、この言葉には2通りの解釈があると考えています。
<1つ目の解釈> この一瞬には永遠が込められている。
一瞬が永遠に感じられるほど貴重だという意味です。
例えば、一瞬しか見られない美しい光景を見た時の感動が近いでしょう。
↓
「これは一瞬しかないけど、永遠に感じられるほど美しい」
<2つ目の解釈> この一瞬は、永遠の一部だ。
一瞬が永遠を構成する一部分だという意味です。
一瞬はわずかな時間というとても儚いもの。
でも永遠とも思える時間は、この一瞬を積み重ねていくことで形作られるものだという解釈。
↓
「これは一瞬のことだけど、永遠へ繋がる一瞬なんだ」
どうでしょうか?
僕は「これは一瞬のことだけど、永遠へ繋がる一瞬なんだ」という解釈が、この歌の表現だと思っています。
ライブに全てを賭けるというUVERworldのスタイルが、これと同じだからです。
どんなに凄いライブも輝いているのはその一瞬だけなんですよね。
舞台芸術は完成したその瞬間に霧散するという矛盾をはらんでいます。
輝くのはその一瞬だけなんです。
でも、その一瞬は、ライブに参加したメンバーとCrewの永遠を形成していく。
つまり心に残るんですよね。
決意の弾丸で一瞬を撃ち抜き、この素敵な世界で永い時を生きて行くんだという熱いメッセージ!
「7th trigger」を輝かせる大きな魅力です。
魅力2 曲に込められた「決意」というメッセージ!
3 格好良くて意味深なPV
「7th trigger」のPVは・・・格好良いです。
薄暗いスタジオ内で演奏をするだけのPVではあるんですが、これが実に格好良いです。
TAKUYA∞は少しうつむき加減で、エモーショナルたっぷりに踊り、歌います。
暗いスタジオの中でうつむいているため顔が見えるシーンが少ないんですけど、それが神降ろしのような神秘的な雰囲気を醸し出してるんですね。
スタイリッシュでぞくぞくする映像です。
さて、このPVで注目したいのが、照明を使った「時間」の演出です。
・照明を使った時間の演出が煽る!
撮影場所は薄暗いスタジオ。
周囲を取り囲むように付けられた照明がメンバーを照らし、床に長い影を作っています。
照明が時計回りにかわるがわる点灯していくことで、光と影が時計回りに動く・・・という演出がされています。
「時計回りに動く影 → 時の進行」を演出しているんですね。
影の動き=時間の演出という視点で整理すると、このPVを見るのがぐっと面白くなります。
特にこの演出が際立つ2箇所を紹介します。
・Cメロでの照明の静止と加速
”this moment of eternity oh…like it この価値観でしかないが 世界は素敵だろ”
から始まるCメロでは照明が1点に静止する演出があります。
場面転換の演出かな?とも思いましたが、歌詞を読むとその意味が分かりました。
「this moment = 一瞬」
流れる時間の「一瞬」に思いを巡らせているから、時間が止まる=照明が止まる。
つまり、照明と影を使った「一瞬」の演出なんです。
照明と影をぴたりと止めることで時を止め、「一瞬」を体感させているんですね。
それがゆるやかに動き始め・・・
次のサビではスピードが一気に加速します(PV中で一番速い!!)。
・一瞬の積み重ねが時間を作っていく。
・一瞬を決意で撃ち抜くことで時間が加速する。
というメッセージだと考えると、背筋がぞくぞくします!
・サビ後の「時計を反対に向け・・・」の部分
曲調がラップっぽく変わる部分です。
照明が真っ赤に変化します。
そして、YouTubeのコメントを見るまで気付かなかったんですが。
ここでは照明が反時計回りの回転に変わります。
気付いた時に鳥肌が立ちました。
反時計回りはそのまま「時間の逆行」を象徴するもの。
赤色は「危険」を象徴するもの。
”時計を反対に向け 走り抜け 止まらない Time is now”
という歌詞とあわせて「時間は戻らない」「前へ走れ」というメッセージを強烈に演出しています!
実は意味深なPVなんですよね!
凄い。
この素敵なPVをぜひもう一度見てみてください!
魅力3 とにかく格好良くて実は意味深なPV!
まとめ
二度と戻らないこの一瞬を自分の決意で撃ち抜く!
覚悟と決意に彩られた「7th trigger」の魅力をまとめます。
魅力1:静と動で演出する激しい音楽の格好良さ!
魅力2:曲に込められた「決意」というメッセージ!
魅力3:とにかく格好良くて実は意味深なPV!
以上、UVERworldの中でもとびきり格好良い曲、「7th trigger」の魅力の紹介でした。
読んでいただきありがとうございました。