UVERworld大好き、霧島もとみです。
12月4日に発売された新アルバム「UNSER」の中から、UVERworldの新しい音楽ステージを感じさせる「stay on」を紹介します。
これまでとは大きく変わった音楽性を見せつけつつ、あまりにもシンプルな歌詞で作られたこの曲は、
これが今のUVERworldの音楽だ!
この最高な音楽空間に居続けよう!
という熱いロックなメッセージが込められています。
それでは、UVERworldの「stay on」の3つの魅力を紹介します!
魅力1:シンプルすぎる歌詞に込められたメッセージ
なんと言っても目立つのがシンプル過ぎる歌詞です。
サビ・Bメロの歌詞がシンプル過ぎて奮えます。
えっ?と肩透かしを喰らうような感覚が最初はあるかもしれませんが、聞くほどに痺れてくる魅力に満ちています。
サビがシンプルすぎる!
まずサビです。
Bring! Joy! Burn!(来いよ!楽しめ!燃えろ!)
On the 3.2.1 Go!(3.2.1、行け!)
What’s up?(どうした?)
Stay on(居続けろよ)
これだけです!!
言葉少なに、サックスを鳴り響かせるサビがシンプルで格好良い。
これまでの楽曲と違うスタイルに「えっ!?」と最初こそ戸惑いを覚えましたが、何度か聴いていると次第にハマってきます。
燃えるような歌詞で畳み掛ける楽曲とは違う格好良さがあるんですね。
そして「Stay on=居続けろ」という簡潔なメッセージ。
どこに居続けるのか?これを考えるとさらに熱くなります。
僕の解釈は、
「たどり着いた今のUVERworld、この最高の音楽に!」
というもの。
歌詞の行間と音楽からビシビシに聞こえてきませんか?
シンプルな歌詞に込められた最高なメッセージ、これがサビの魅力です。
Bメロもシンプルすぎる!
そしてサビを盛り上げるBメロの歌詞もシンプルです。
Yo! Everybody
Wow Wow Wow Wow
×4
これだけ!
UVERworldの楽曲の中でも屈指の文字情報の少なさ!
IMPACTのサビを思い起こさせるこのBメロには、より本能的な感情を呼び起こして盛り上げ、次のサビへと繋げるぞという意思を感じます。
ライブでは屈指の盛り上がりを見せるでしょう。
会場中に響く「Wow Wow Wow Wow…」の大合唱がもう聞こえてきそうです。
そしてそこからの「Stay on」でドカンと弾ける!
誠果のサックスに余韻を感じて酔いしれる…。
映像がありありと浮かぶこの音楽とシンプルさは凄い。
しかし、今までのUVERworldの音楽とは雰囲気が大きく変わった曲であることは間違いありません。
新アルバム「UNSER」は全体的にそう感じる曲が多いのですが、その中でも「stay on」は強くそれを感じる曲でした。
僕はここに今のUVERworldのメッセージ・音楽性を強く感じました。
魅力2:「stay on」に込められたUVERworldの変化と決意
UVERworldはロックじゃなくなったのか?
僕は今までUVERworldの音楽に生きる力を多く貰ってきました。
例えば、
「Fight For Liberty」で一度しか無い人生を戦う勇気を貰ったり、
「7th trigger」で道を切り開く決意を感じたり、
「ALL ALONE」で何者でもなかった人間の悲哀に共感したり、
「CORE PRIDE」で夢に向かって今を生きる熱さに奮えたり。
これらの熱い音楽を生み出したのはUVERworldの生きる姿そのものです。
滋賀の幼馴染でバンドを結成し、「夢ばっかり見てないで現実を見ろよ」と言われた中で幻想を現実に変えてきた。
まだ何者でもなかった時にひたすら詩を書いてきた。
メジャーデビュー当初は女性ファンばかりだったことに焦りと葛藤を感じ、それならと始めた男祭りは遂に東京ドーム45,000人にたどり着いた。
この背景には、UVERworldが内に秘めていた過剰な熱があったことが考えられます。
「俺達の音楽はこんなものじゃない」
「俺達は絶対に成功する」
「俺達の音楽は絶対に男に響く」
それが幾つもの”熱い””激しい”ロックな音楽を生み出してきた原動力になり、クルーたちの心に火を灯してきた力になったでしょう。
ところがこの新曲「stay on」では、一見するとこれまでの”熱さ”が鳴りを潜めているように感じます。
EDMな音楽にシンプルな歌詞。
曲名の「stay on」の意味が「居続ける」ということも、これまでの「夢に向かう」や「戦う」、「幻想を現実に変える」からは大きく路線が変わっていることを感じます。
もうUVERworldはロックじゃなくなったのか?
ポップな方へ行ったのか?
そんな事を感じた人もいるかもしれません。でも、そんな事はない。
UVERworldはこれまで以上に熱く、そしてロックであると僕は感じました。
「stay on」に込められた新しいメッセージとは?
2018年12月21日の横浜アリーナで開催された男祭りで、TAKUYA∞は「男祭りへの呪いにケリをつけたい」と話していました。
メジャーデビュー当初に女性ファンばかりの状況に苛立ち、そのコンプレックスを払拭するために始めた男祭りを東京ドームで行い、自分自身の感情にピリオドを打ちたいと。
そして「本来は音楽には男性も女性も関係ない」という想いを伝えました。
僕はこのTAKUYA∞の想いに、常に進化し続けるUVERworldが大きく新しいシーンを迎えることを感じました。
それが何かというと、「音楽本来の楽しさ」を感じる新しいロックです。
これまでのUVERworldの音楽の中心には、「反発心やコンプレックスを抱えて生きる熱い想いの訴え」があったように思います。
しかし音楽というステージで戦い続け、膨大な数のライブを物凄いテンションで駆け抜け続け、毎日10kmのRUNを刻み続けたことで次第に昇華されていった。
その彼らがたどり着いた現在進行系で伝えたいものが何か?が新曲の「stay on」に込められている、「音楽本来の楽しさ」なんだと考えます。
だから「stay on」に込められたメッセージが何かと考えると、
「たどり着いた今のUVERworld、この最高の音楽空間に居続けよう!」
という事なんだと思います。
勿論その中にはこれまで抱えていた熱いものもしっかり形になって存在しています。EDMぽい雰囲気を出しながらロックな音楽性が奏でられているように、変わらずUVERworldの中には熱さが存在しています。
だからこれからのライブでは、これまでの熱さも出しながら、新しい楽しさと一体感をより感じることができる音楽が奏でられていくことと思います。
そのメッセージが今回の「UNSER」、そして「stay on」に込められている。そう考えると、もっと楽しめると思いますがどうでしょうか?
ちょっと妄想が過ぎたでしょうか?
魅力3:MVが格好良い!
「stay on」のショートバーションMVがYouTubeで公開されています。
ネオンが煌めくスタジオ演奏のMVがこれまたシンプルで格好良いです。
それ以外の言葉はもう必要ありません。ぜひ見てみてください!
ということで新曲「stay on」の感想と、そこから感じたUVERworldの変化への想いを書き殴らせていただきました。
新しいUVERworldの魅力が溢れる「STAY ON」。
その音楽性にぜひ触れてみてください!
そしてライブで一体どんな風に化けるのか?
2019年12月20日の東京ドーム・男祭り、12月21日の横浜アリーナ・男祭り×女祭り(TAKUYA∞生誕祭)が楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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