霧島もとみです。
少し前に東大クイズ王・伊沢拓司さんの本「勉強大全」の記事を書きました。
【書評】伊沢拓司「勉強大全」受験のバイブルの可能性を秘めた本!
受験にすごく役に立つ本に間違いない!という本でしたが、さて、自分の子どもはまだ中学1年生。受験経験もないため、この本のエッセンスを理解するにはまだ時期尚早でした。
そこでとりあえずは私が子どもの勉強を見るときに取り入れていこう…と考えていたのですが、そしたら丁度、はじめての定期テスト期間に突入しているではありませんか。
定期テストの攻略にこのノウハウで挑戦させてみよう!という事で私の勉強法+伊沢エッセンスを伝えてみることにしました。
ところが。
その後、実際にやっている勉強を見てみたら…。
え?
教えたやり方とぜんぜん違うじゃん!!
と驚くことになりました。(;^ω^)
ということで今日は、中学1年生・はじめての定期テストを迎えた子どもへの家庭での指導内容が前途多難な様子を紹介させていただきます。
勉強教えるのってホントに難しいですよね…。
子どもの状況(中学1年生)
地元の公立中学校に通う1年生です。
勉強に対する意欲は特になく、親が言わなければ宿題しかやりません。これまでゲームを餌になんとか問題集をやらせてきました。でもまあ、少しだけ難しめな問題集もやってはきたので、基礎学力は一応あるんじゃないかと思っています。
学校の成績は可もなく不可もなくといったところ。得意は数学・社会。
小学校の時に全国統一テストを試しに受けさせたことがありましたが、まあ、全然歯が立ちませんでした。基本的な計算問題は出来るけど、いわゆる高度な応用問題はさっぱりといった状態です。
課題は勉強に目的意識・モチベーションが一切ないこと。高校受験を控えた中学校では、ここを持ってほしいなあと期待しています。
中学校の定期テストについての認識
私の住む県では、ほとんどの中学生がまずは県立高校を目指します。そして県立高校の受験で重要になるのが中学校の内申点です。部分的な足切りに使われたり、試験本番の点数に一定率で加点されたりするからです。
そしてここからは推測ですが、内申点で重要になるのが定期テストの成績です。一番客観的に評価できる機会であるため、先生としてもここを重要視することは間違いないでしょう。
ということは、定期テストはただの学習状況の確認ではなく、高校受験に向けた積み重ねの1つだということになります。
ならば手は抜けない。1点でも多く取れる努力をするべきだ!
それが中学校の定期テストの意味だ。
私はこのように認識しました。
はじめての定期テスト・子どもへの指導内容
定期テストの認識を踏まえ、まず、次のことを伝えました。
・内申点に反映される大事なテストのひとつ
・つまり高校受験への第一歩になる
・1点でも多く点数を取れるよう努力するべき
テストの目的=高校受験に向けて点数を1点でも高く取ること。
まさに伊沢エッセンス。これを最初に明確化することで、子どもの目的意識を引き出そうという算段です。
次に、具体的な勉強方法=攻略法を伝えました。
・テスト範囲の確認
・自分の理解の確認
・限られた期間で効率良く勉強できるかの勝負
・つまり効率よく反復して暗記を徹底する
テスト範囲を見たところ、ほとんど記憶勝負の問題になることは明白でした。基礎的な理解はありそうだったので、「どれだけテストに出そうなところを多く記憶するか」が今回の勉強法だと考えました。
そこで各教科ごとに、手持ちの学習資料でできる効率のよい反復学習方法を一緒に考え、それを伝えました。
テスト当日までの計画も一緒に作りました。
子どもも「これでやってみる!」という事で、定期テスト対策がスタートしました。
しかしまあ、思う様には進みません。何といっても「高校受験なにそれ?美味しいの?」みたいな感じで全然自分事になっていないので、勉強へのモチベーションが低い。
言われたからやってるって状態なんですよね。ああ、嫌な予感しかしない…。
勉強のやり方に唖然とさせられる!
とりあえず勉強机には向かっているようだったので、モチベーションを下げてもいけないと思い、詳細なチェックはしていませんでした。
そうして勉強を始めて3日目のこと。
この日はまず漢字の復習をするということだったんですが、何か様子がおかしい。やたらと時間がかかりすぎていたんです。
どうしても気になってやっている事を見せてもらうと…。こんな感じでノートを作りこんでいるところでした。
バン!!
えっ・・・
何コレ?
唖然としてしまいました。
いや、勉強しようという姿勢はいいんですけど。テスト対策としては効率が悪すぎて無駄無駄無駄無駄無駄アアアア!!と言わざるを得ない方法!
ていうか最初に教えたやり方と全然違うし…。
やり方メモしなくても大丈夫?と聞いても「大丈夫!」って言ってたのに…。
ヤバイ。このままではいわゆる無駄な努力に終わってしまう。
危機感を感じた私は、もう一度効率的な復習方法を最初から教えなおすことにしました。
ああ、一体どうなることやら…と焦っているのがイマココです。前途多難!
オッケー!分かった!とはならない前提で頑張ります
とはいえ子どもにしてみれば「高校受験なにそれ美味しいの?」という状態なので、急にモチベーションを上げろというのも無理な話です。
「テストで点を取りに行く」という経験も初めてなのでピンと来ていないことでしょう。
それに親の私も実際にどれくらいの学力があるのかが良く分かっていないので、やってみないと分からない要素が多いんですよね。
ですので、教えたことがそのまま「オッケー!分かった!」とはならない前提で考えなければ駄目みたいですね。まずは定期テスト対策&結果という実績を一度作ってみて、次からはこれをベースに改善策を考えていけばいいと思っています。
つい自分が教えるとなると、「教えているのになんで出来ないんだ!」という感情になりがちです。ここに気を付けつつ親として頑張っていこうと思います。
さあ。残りの定期テスト勉強と、テスト本番がどうなるか楽しみでしかありません。
一体どうなることやら?次回、乞うご期待!
最後まで読んでいただきありがとうございました!