先日、美味なラーメンを目の前にしながら味を満喫できなかった失敗を書きました。
その過ちは二度と繰り返さない。その覚悟を持って油淋鶏定食にリベンジすることにしました。
さあ来い!
ドン!!
どうですかこのボリューム感。そして良い薫り。テキストでは伝わりませんが、めっちゃ香ばしい、大いに食欲がそそられる薫りがしています。
これなら大丈夫だ。
さあ、今を生きる。集中して味わいつくそうぞ。
いざ。
カリッ!!
うーん。めちゃ美味!!
衣はあくまでサックリ。しかしながら中の鶏はあくまでジューシー。
ネギの薫りが強烈に漂って、味付けの甘さが醸し出すハーモニーはまさに極上。
さらにこのご飯。
美しい。
これまた美味い。甘い。
「俺が主食なんだぜ」とアピールする声が聞こえてきそうです。
再び油淋鶏に戻ります。
ていうか大きくないですか?これ。
まさに。
天高く反り返る油淋鶏。
屹立とそそり勃つその大きな一物は、決して目を離すことが出来ない存在感を見せていました。
「これは流石に一口では食べられないよな…」
そう。一口では食べられない。
「大きいだろ?無理しなくていいんだよ。口に入れられるだけ、ほおばってごらん」
「そう。しっかり、ゆっくりと味わって」
「舌先で形を感じながら…」
なんてセリフが次々と浮かんできたのだけれど、これはイケない。油淋鶏を食べるときの一人語りなのだけれど、ここだけを切り取るとなんだか出来の悪い官能小説のようだ。
バナナなんかはよく題材にされるけど、まさか油淋鶏でそんな展開を思い浮かべることになるとは、やっぱり自分の脳みそはちょっと変態な感じがある気がする。
変態といえば、そういえばこないだの…
…
…
…
…
…
あっ!!!
またやっちまった!!!
気がついた時にはもう手遅れ。
目の前にはすっからかんになったお皿たちだけが…。
悪い癖です。
何か素敵なことが頭に浮かんでしまうと、そこに一気に意識を奪われてしまう。
「今を生きる」ということがどれだけ難しいかを思い知った気がしました。
よし。次こそは。
今を生きるために。
食事中に下ネタを連想することはやめよう。
そう強く誓いました。