UVERworld大好き、霧島もとみです。
今日は、UVERworldの最新曲「AS ONE」を紹介します。
映画「仮面病棟」の主題歌として作られたこの曲ですが…。
とにかく凄いです。最高です!!
初めて聴いた瞬間から意識をガツン!と彼方にすっ飛ばされる衝撃。
散々繰り返し聴いた今も、毎回衝撃の世界に連れていかれる曲、それが僕にとっての「AS ONE」です。
そんな激しい音楽性が目立がちですが、
UVERworldの理想の世界はここだ!
目指す想いは常に全開で燃やしている!
という熱いメッセージも込められています。
やっぱりUVERworld最高!と気持ちを新たにしたクルーも多いのではないでしょうか?
それでは、UVERworldの「AS ONE」が最高な3つの魅力と、そこに込められたUVERworldの理想の世界、一体感の神髄を紹介します。
目次
AS ONEが最高な3つの理由
その1:リズム感・疾走感が最高!
リズム感・疾走感がとにかく最高です。
まずリズム。
メリハリをドン!と効かせた構成に、ドラム・ギター・EDMが力強く刻んで心地よいリズムを創り出してます。
ポイントを絞ったEDMが良い感じ。バンドサウンドをベースにしたパワフルな構成に彩りを与え、カッコよさとリズム感に加速度を与えてる!
そして疾走感。
曲自体が3分48秒と短めということもありますが、とにかく疾走感に満ちたグルーブを感じます。
リズムがずば抜けて良い、テンポが速いというだけではありません。
・歌詞のフレーズが短めに構成されている
・メロディーも短いパーツが繰り返される
・サビで韻を踏んで疾走感を加速させている
こんな工夫が散りばめられています。
特にサビの韻踏みですね。
”理想と(O) 闘(OU) 争(OU) 心の手綱を(O)”
”陰と(O)陽(OU) も(O)そう(OU)虚と実”
ここぞ!というサビでの連続した韻踏みは、疾走感を強力に加速していると感じます。
最後まで駆け抜ける疾走感、後味も最高です。もう一度すぐに聴きたくなってしまいます。
その2:これがUVERworldだ!全開の激しさ!
最近、こんな事を少し考えていました。
「UVERworldはテクノとかJ-POP的な音楽に行こうとしているんじゃないか…?」
「美しいとか幸せとか楽しいとか、なんか『ハッピーに楽しく生きていこうよ』的なポップな世界に行こうとしてるんじゃないか…?」
最近の曲調としてEDMを使いつつ、耽美的であったり、明るくポップであったり…。いやこれもいい音楽ではあるんですけど、
「THE ONE」や「0 CHOIR」の頃のハードなロック感が薄れてきてるんじゃないか…
ってことを、正直感じてたんです。
もうあの頃のような激しさに痺れるような音楽は作らないのかな。そんなことも感じていました。
ところがこの「AS ONE」。
もう、ガンガンに激しいです。
それもただ激しいだけじゃない。ロックにEDMを効果的にミックスした、新しいUVERworldのハードな音楽に仕上げられています。
そしてTAKUYA∞のハイトーンが斬れてる!
魂の叫びが響いてくるような、ギリギリのハイトーンが次々と撃ち込まれてきて、もう完全にやられました。
間違いなくライブで爆発する曲です。
早くライブで味わいたい!
その光景を想像するだけでぞくぞくさせる激しい音楽性は、間違いなくこれがUVERworld!という素晴らしいものです。
その3:凝縮されたメッセージが最高!
タイトルでもある「AS ONE」、直訳すると「一つとして」「全員一致で、いっせいに」という意味の言葉です。
ではこの曲の中での、いや、UVERworldの文脈の中での「AS ONE」の意味が何かというと、
もう分かりますよね?
一体感です。
UVERworldとクルーとの一体感。
音楽を通して、ライブを通して感じる一体感。
これを感じる世界をこれからも目指していくというのが「AS ONE」に込められたメッセージです。
それもただの一体感ではありません。
性別や年齢を超えて人間を一体にする、神髄とも言えるような一体感です。それを表現するメッセージがこの「AS ONE」の歌詞には凝縮されています。
例えばこの部分。
”陰と陽も そう虚と実 善悪も産まれは同じ”
”この光も闇も愛も AS ONE”
真逆であり、対照的に見えるものですら本来は同じものだというメッセージです。
これを音楽を通して現実化する。まさに一体感の神髄。
これが3分48秒という短い時間に凝縮され、圧倒的な熱量のもとで届けられている…。「AS ONE」の大きな魅力を感じるポイントです。
「AS ONE」で垣間見える一体感の神髄
ちょっと抽象度が高い歌詞
とにかく魅力的な「AS ONE」ですが、一つ難点があるとすれば、歌詞の抽象度がかなり高くて分かりにくいことです。
日常的な心情や風景は全く出てきません。
理想とか、善人とか、陰と陽とか、光も闇も愛もとか…
とにかく抽象度が高いフレーズばかり出てきます。
「ノリはいいけど、何が言いたいか分からない」
「それっぽい雰囲気だけの歌詞じゃないの?」
「正しさがあるからダメになる…?」
と面食らう人もいるかもしれません。
しかし抽象度が高いからといって、思考を放棄してはだめです。
歌詞をヒントに想像力で具体化することで、一体感の神髄とも言えるものを垣間見ることができるんです。
例えば、先ほど紹介したこの歌詞の部分。
”陰と陽も そう虚と実 善悪も産まれは同じ”
”この光も闇も愛も AS ONE”
真逆であり、対照的に見えるものですら本来は同じものだ、一つになれるというメッセージだと読み取りました。
このメッセージの意味は、UVERworldのこだわりだった「男祭り」のエピソードを思い起こすことで、具体的なものが見えてきます。
「男祭り」から見える「AS ONE」の意味
メジャーデビュー当時、UVERworldのファンは多くが女性ばかりだったそうです。それに対して「男にもカッコいいと思われるバンドのはずだ」という反発心を持ち、UVERworldが始めたのが男祭りです。
そこには男・女という性別への明確な区別意識がありました。その背景には「男に相手されていない」という寂しさのようなものがあったかもしれません。
しかし男祭りが次第に規模を大きくしていき、数万人を集めるライブとなっていく中で、心は満たされ、UVERworldの中で性別に対する区別意識が薄れていったんだと思います。
そして2019年12月20日の東京ドームの男祭りFINALでは「男とか女とか関係なく、それを超えて一体になれる音楽を作っていく」というメッセージを伝え、男祭りに終止符を打ちました。
UVERworldの目指す音楽、一体感が次のステージに向かって動き始めたんですね。
そして新曲「AS ONE」が発表されました。
この男祭りからのストーリーを踏まえれば、歌詞の意味が「全てが音楽で一体になれる理想を目指し、これからも闘争心をもって音楽を続けていく」ことだと読み取れるんです。
男・女という性別も。
陰と陽も。虚と実も。善悪も。
光も闇も愛も…。
それらが全てひとつになる一体感が「AS ONE」ということ。まさに究極の一体感です。
ここに、UVERworldが目指す一体感の神髄を垣間見ることができます。
理想とは?闘争心とは?
冒頭に投げつけられる歌詞、
”理想と闘争心の手綱を締め引き寄せてく”
このたった一つのフレーズにやたらと心を掴まれる感覚がありませんか?
僕は最初に聞いた瞬間からもう心が掴まれっぱなしなんですけど、これも抽象度が高い歌詞です。
ぱっと聴いただけだと、分かった気にはなりますが、じゃあ本当の意味は何なの?と問われると答えづらいのではないでしょうか。
でも、この歌詞はとても大事な部分です。考えないのは勿体無い。
なぜならこのフレーズには、「UVERworldが一体感の神髄を目指す熱い心」が見事に圧縮されているからです。
それはこういうことです。
まず理想とは何でしょうか?それはUVERworldが目指す音楽の理想のこと。
では闘争心とは?それは音楽に向き合う彼らの姿勢のこと。
そして引き寄せるのが全てが一つになる「AS ONE」という未来。
その音楽の理想を目指して「想像し創造」「考察して投下」し続けていく闘争心を持ち続ける。この覚悟の宣言が、曲全体を通したメッセージが、
「理想と闘争心の手綱を締め引き寄せてく」
という一言に圧縮されているんですね。
ぜひ「理想」と「闘争心」という抽象的な言葉に具体的なイメージを投影して聴いてみてください。
曲の世界観がぐっと力強くなると思います。
このイメージを持ってからというもの、湧いてくるのは「早くライブに行きたい!」という思いばかりです。
この曲が作り出す一体感を、この曲で加速する「IMPACT」の一体感を味わってみたい!きっと感じたことのない世界があるはず!!という興奮の想像が止まりません。
まとめ
最高のリズムと疾走感、激しい音楽性に満ちた「AS ONE」は、最近のUVERworldの楽曲の中でも間違いなく最高な1曲です。
UVERworldの凄さと、最高な世界観を改めて感じさせられました。
その魅力をもう一度まとめておきます。
魅力2:これがUVERworldだ!全開の激しさ!
魅力3:凝縮されたメッセージが最高!
そして一体感の神髄を垣間見る曲!
というわけで、UVERworldの最新であり最高な曲「AS ONE」の魅力の紹介でした!
読んでいただきありがとうございました。
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