【書評】メモ書きで般若の境地へ向かえ!「ゼロ秒思考」

こんにちは、霧島もとみです。

今日は赤羽雄二さんの書籍「ゼロ秒思考」を紹介します。

この本を知ったのはYouTubeでのこと。

有名YouTuber、マコなり社長の動画【99%の人は「考える」が出来ない】で紹介されていたのがファーストコンタクトでした。

実はこの動画だけでなく、マコなり社長の動画では何度も紹介されています。

マコなり社長おすすめ本「基礎スキル編」3冊のうちの1冊として選ばれていて、マコなり社長自身の行動に繋がった本のようです。

例えばマコなり社長の株式会社divでは朝の朝礼時に…って、すみません、これはマコなり社長動画の紹介記事ではありませんでした。

ゼロ秒思考の紹介記事でしたね。

ということで、意識高い系を中途半端に自覚する兼業ブロガーの私が、「ゼロ秒思考」を読んで得た3つの気付きを紹介させていただきます。

読んで得た気付き3つ

・メモすることで思考は整理される
・ゼロ秒思考の究極は【般若】
・「メモの魔力」とセット読みで効果倍増!

今更私が言うまでもないですが…

これは、読む&実践する価値がある本です。

気付きその1:メモすることで思考は整理される

この本の内容はすごくシンプルです。

ざっくりまとめるとこのような感じ。

メモ書きには凄い効果がある

頭がどんどん動くようになる。
気持ちが整理されるようになる。
自意識にとらわれ悩むことがなくなっていく。
誰でもこの境地にかなり早く到達できる。
驚くほど頭の回転が早くなる。

実践するためのメモの書き方

A4用紙1枚に1分でタイトル、4~6行の本文を書く。
1日に10枚、10分で書く。
頭に浮かぶまま余計なことを考えずに書く。感じたまま書く。

この内容を、筆者のマッキンゼーでの経験や、自身で工夫を重ねてきた経験を裏付けとして書いたのがこの本です。

要するに「メモをどんどん書こう」ということ

「ゼロ秒思考」という刺激的なタイトルからすると

「えっ、そんな簡単なこと?」

と一見拍子抜けしてしまうような内容でした。

たかがメモじゃんと。

しかし考えてみると、そのたかがメモなしでは、思考を整理することってかなり難しいんですよね

例えばブログを書く作業。何のメモもなしに「よし、こういう記事を書こう!」「書きたいことははっきりしてるから大丈夫!」といきなりPCに向かってしまうと、私の場合、ほとんどの場合見事に袋小路にはまります。

書き進めるにしたがって、

「何を書いているのか分からなくなる」
「何を書きたかったのか分からなくなる」
「グルグル回る思考を言語化できずに手がとまる」

という状態に陥るからです。

これは私自身の能力によるところも大きいですが、人間の脳の構造的な原因もあるんですよね。

例えば脳のワーキングメモリと言われる「一時的な記憶を保管する容量」は限られているから、思考の記憶は次々に産まれては消えていくんですよね。

それに思考は発散的だから、次々と形を変えていきがちです。

だから思考の軸になる「何か」が必要で、それがメモなんだということを今回改めて思いました。

メモがあれば脳のワーキングメモリ容量を空けることができるし、記録を外部に残すことで思考の軸を持つことができるし、同時に次の発想にも繋げることができる。

「たかがメモ」に思考を整理する力があることを、この本で改めて感じさせられました。

気付きその2:ゼロ秒思考の究極は【般若】

2つ目の気付きは、ゼロ秒思考の究極は【般若】だということです。

般若って、あの怖い仮面のことではないですよ。

仏教でいう般若、様々な修業を積んでその結果得られる悟りとされる、「仏の智慧」のことです。

筆者がいう「ゼロ秒思考」の前提として、「人々はみな頭がよい。訓練次第で素晴らしく働く頭を持っている」ということが書かれています。

また、この生来の頭の良さを阻害している要因は、「頭が働くなっている」ことだとしています。

「頭は心と切り離せないため、心が乱れると頭がうまく動かない」

これを生来の頭の良さを発揮出来る状態にもっていくのがメモ書きという行動であり、その結果、自意識にとらわれ悩むことがなくなっていき驚くほど頭の回転が早くなる…そう言っているんですね。

この発想って、まさに仏教の般若。瞑想などの修行によってたどり着く境地に、メモ書きという単純な行為によってたどり着けると書かれている。そう私は読みました。

これは面白い。

メモ書きというどちらかというとビジネス的な行動に、瞑想と一種同様の効果が得られるという期待が得られるって面白くないでしょうか?

私はこれに気付いた時、メモ書きへのモチベーションがぐっと上がるのを感じました

気付きその3:「メモの魔力」とセット読みで効果倍増!

メモ書きの本で外せないのが前田裕二さんの「メモの魔力」です。

「メモの魔力」と「ゼロ秒思考」を比べて読んでみて、メモ書きには本当に大きな力があることに気付かされました。

まず「ゼロ秒思考」の思想は、究極的に思考の「質」と「スピード」を上げてゼロ秒思考に到達すること

次に「メモの魔力」の思想は、具体→抽象化→転用の方法論で思考を深めること

「メモの魔力」の方法論を実際に試してみると、次々に発想が出る、形に残る、次の発想・行動に繋がるという体験をすることができます。

また、自分自身の本質となる「人生の軸」に気付く体験をすることもできました。

2つのメモについての書籍を比べ読むことで考えさせられたのは、

「たかがメモ書き」に本当に効果や価値がある

ということです。

またついでに言えば、このブログを始めてから約3年になりますが、私のブログでアクセス上位の記事は「メモ書きをしてから書いた記事」です。ここにもメモの力を感じずにはいられません。

実は最近メモをサボりがちだったんですが、、、

改めてメモ書きを再開することにします。

「ゼロ秒思考」「メモの魔力」のセット読みで、メモ書きの威力をより強く感じることができます。効果倍増です。モチベーション爆上がりです。

異なる思想・方法論でメモにアプローチするこの2冊は、ぜひセット読みして欲しいですね。

「たかがメモ書き」なんて思考はバシルーラされること、請け合いです。

▼「メモの魔力」の紹介記事も書いています。こちらもよかったらどうぞ。▼


タイトル画像
1分で話せる!「メモの魔力」ー前田裕二


タイトル画像
前田裕二さんの「人生のコンパス」をより理解するための3つのポイント!

まとめ

メモ書きの効果を強烈に、かつ単純な方法論で紹介する本書は「思考を整理する」「思考のモヤモヤをなくす」「般若に到達する」ための大きなヒントになる本だと思いました。

マコなり社長が何度も薦めるのがよく分かります。

ただ本書で紹介されている「思いついた時にすぐA4用紙に書きまくる」という方法は、携帯性や環境などの理由で、正直私には難しいな…と思いました。

そのかわりにB6ノートとペンを常にカバンに忍ばせておき、すぐにメモを取れるようにしています。

筆者には「なぜ工夫の末にたどり着いた方法論を真似しないんだ!」と怒られそうですが、とらえずやらないよりは良いという事で、出来るところからやっていきたいと思います。

あ、もちろんこの記事もメモ書きをしたうえで書いています。

効果が出ている、つまり分かりやすく、読んでいただいた方に価値のある気付きを提供できていれば幸いです。

効果、出てますかね・・・?

 

ということで最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

メモを改めて人生に取り入れ、般若の境地にたどり着いてください!

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