霧島もとみです。
今日の1分で話せる◯◯は、前田裕二さんの新刊「メモの魔力」を紹介します。
前田裕二さんは、ライブストリーミングサービス「SHOWROOM」を立ち上げた若手経営者で、女優の石原さとみさんとの交際でも有名な方です。
僕は前の著書「人生の勝算」を読んで以来のファンで、この本の発売をTwitterで知ってから、発売日の12月24日を楽しみに待っていました。
「目に映る全てをアイデアに変える狂気のメモ術」
それがこの本の内容です。
単に事実をメモするだけではなく、事実を元に抽象化し、それを転用に繋げる。
その一連の思考を「メモ」の中で行うことが、メモの魔力の正体です。
深い思考への扉を開けてくれる刺激的で情熱に溢れた1冊でした。
それでは、「メモの魔力」を1分で話せる内容で紹介します!
1分で話せる「メモの魔力」
前田裕二さんの「メモの魔力」という本を紹介します。
でも、なぜメモなのか。
前田さんはメモによって無数のアイデアを生み出し、人生を切り開いてきました。
「メモには人生を変える力がある」という実感が、この本を書いた動機だそうです。
さて、前田さんのメモ術は、ファクトをもとに抽象化し、転用することに極意があります。
ファクトの裏に隠れている要素は何か。
どんなアクションがその気付きを活かせるのかを常にセットで考え、アイデアを生み出していたことが分かりました。
ノウハウというよりも、「なぜ」「どうすれば」を考え抜く執着心こそが前田流のメモ術だと感じました。
また、そのメモ術を自分自身に向けることで、人生の軸を探すことができるということも熱く語られています。
一行のメモが、一生を変える。
メモで人生を変えられるかもしれない、そう思えた1冊でした。
1分で話しきれなかった感想
「メモの魔力」は記録・効率化のツールじゃなかった
そもそも僕がこの本に興味を引かれたのは、僕自身よくメモを取る方だと思っていたからです。
仕事上での打ち合わせは勿論のこと、思いついたアイデアは手持ちのノートや、Evernoteに何でも書くようにしていました。
その目的は、議論の要点や、思いついたアイデアを後から思い出せるようにすること。
いわゆる備忘録ですね。
役に立つのは感じていましたが、記録のためのツールでしかなく、人生を変えるような力があるとは考えていませんでした。
しかし、メモの魔力に書かれていたことは、「ただのメモ」から「人生を変えるメモ」へと変える具体的で実践的な方法でした。
その方法とは、抽象化と転用です。
メモの魔力の気付き「抽象化と転用」
前田さんのメモは、ファクト・抽象化・転用の3つで構成されます。
ファクトとは事実。
目に留まったことや浮かんだ思考そのものを記録することです。
抽象化とは、ファクトを元に概念化すること。
分析や類型化によりファクト=事象の本質を考えて、具体的なアイデアにすることです。
転用とは、行動。
抽象化したアイデアを元に、自分のアクションに具体的に活用することです。
これらファクト・抽象化・転用を常にセットとして習慣化することが、前田さんのメモ術の特徴でした。
前田さんの凄いところは、転用までたどり着くことが重要だと考えているところです。
本文から引用します。
メモをする上で、この、「転用」という段階にまでたどり着くことは、強調してもし足りないほどに重要です。(中略)抽象化で止まってしまうと、時に単なる「評論家」になってしまいます。自分が世界を抽出した気付きから、きちんとアクションに「転用」することを通じて、自分の日々が、人生が、変わっていきます。
抽出化は大事だけれども、それで終わると評論家に終わってしまう。
転用をして初めて、人生を変える力を発揮すると前田さんは書いています。
転用とは、つまりアウトプットです。
この「転用」という目的意識をメモに持つことが僕の最大の気付きでした。
これからやっていくこと
この本を読んで、3つのことをやっていきたいと考えています。
1.抽象化・転用を意識したメモを取る
メモの魔力に書かれていたように、抽象化・転用を常に意識づけしてメモを取ります。
仕事でのファクトを残すメモと、転用のためのメモとを切り分ける整理が必要だと考えています。
2.人生の軸を探すための自己分析1000問ノック
巻末の付録である「自己分析1000問」を、本書のメモ術に沿ってやります。
この本を読む前は年末年始で出来るかなと安易に考えていましたが、メモ魔的自己分析を行うと、1問をやるのにがっつり時間がかかります。
試しに1問目と2問目をやってみたところ、優に4時間以上かかりました。
しかしその中でも大きな気付きがありましたので、やることの意義は大きそうです。
時間をかけて地道にやっていきます。
3.ブログへのアウトプット
僕が「転用」できるフィールドは、今の所、仕事とブログでの活動がメインです。
仕事への転用は勿論ですが、ブログの方が自由度が高く、このブログでの「転用」をメインに考えていきたいと思います。
ブログでどういう記事を書くか。
どんな事で価値を提供できるか。
これを念頭において、転用のメモに取り組んでいきます。
まとめ
株式会社ニシノコンサルの中で、「伝え方が9割」の佐々木圭一さんが前田さんに次のキャッチコピーをプレゼントしました。
一行のメモが
一生を変える
前田裕二
「メモの魔力」の内容と、前田さんがメモに感じている力の大きさを、一言で簡単に表した凄みを感じるキャッチコピーです。
一言に魅力が凝縮されています。
※キャッチコピーのことはこの記事で紹介しています。
株式会社ニシノコンサル ・「メモの魔力」販促会議から読み解く最強キャッチコピーの法則
目に映る全てをアイデアに変える狂気のメモ術をその手にして、人生を変えてみてはどうでしょうか。
君は、メモ魔になる準備は出来ているか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)