こんにちは。霧島もとみです。
前回に引き続いて「こころのマニュアル」についての記事です。
今日の記事は、こころの専門家じゃない私がなぜ「こころのマニュアル」を書こうと思ったのか、ここを話していきます。
この「こころのマニュアル」は、ブロガーとしてはNGかもしれませんが
- 話題になってアクセス数を稼ぎたい!
- キーワードで検索流入を増やしたい!
- 何でもいいから記事数を増やしたい!
という記事ではありません。
完全に「私がこれを書きたい!」という自己満足な記事です。
そしてこの自己満足を達成するためには、これからまあまあな作業量が待っているという予感がしています。
それなのに、なぜこんなことを書こうと思ったのか。
ていうか、こんなことに時間を使って大丈夫なの?
自分の中でも疑問が浮かびます。
- 共働きで3人の子持ちサラリーマンの貴重な自分時間を投入してまでやることなのか?
- 他に優先することはないのか?
- あんたバカぁ?
そのたびに躊躇いそうになります。いや。本当は「こころのマニュアル」なんて書かずに、業務のための知識をさらに習得したり、語学やプログラミングを学んだり、健康のために十分な睡眠を取ったりしたほうが良いのかもしれません。
ですが、やはり私は書きたい。書かずにはいられない。
その理由があるからです。
というわけで、こころの専門家じゃない私がなぜ「こころのマニュアル」を書こうと思ったのか、その理由を3つ紹介します。
理由1:こころに悩んだ経験があるから
まず1つ目の理由です。
こころに悩んだ経験があるから。
私は大きく2つのことで「こころ」に悩んだことがあります。
1つは、異性にモテなかったこと。
私は生まれてから28年間、ずっと異性と付き合ったことがありませんでした。
健康で、学歴があり、仕事も普通にしている。男前ではないが極端に不細工でもない。なのに全然モテない。
おかしい。どうしてなんだ。これは自分という人間がもはや欠陥品なんじゃないか?
ああ。辛すぎる。30歳までに彼女ができなかったら死のう!!
という感じで非モテをこじらせまくり、悩みまくっていました。
このくだりは「彼女いない歴28年の僕が非モテを語ろう」というカテゴリーでブログに書いているので興味があったら読んでみてください。
もう1つは、仕事上の理由でうつ症状になったこと。
30代の頃、私はうつ症状を発症しました。
原因は過重な労働状況、孤立無援の孤独、仕事のプレッシャー、家庭からのストレスなどが継続して重なったことです。
発症してから1週間は本当に何もできませんでした。
仕事を休んで、家でひたすら寝ているだけ。それが生活の全てでした。
「自分はやれる人間だ」という根拠のない自信が一応は自分の支えでもあったのですが、
この自信が全て打ち砕かれてしまい、何を頼りに生きていけばいいのか分からなくなりました。
このことでも悩みまくりました。
非モテとうつ症状。
この2つのことで「こころ」について大きく悩んだ経験があることが、「こころのマニュアル」を書こうと思った1つ目の理由です。
こころに悩んだ時、もしも自分に確固とした「こころのマニュアル」があれば、無意味な悩みに翻弄されることはなかったかもしれません。
何度も思ったんです。
誰か答えを教えて欲しいと。
この大きな苦しみはどこから来ているのか、どうしたらこの苦しみから解放されることが出来るのかと。
この悩みに激しく苦しんだ経験を持つ自分だから「こころのマニュアル」を書きたいと思いました。
それと、こうも思っています。
これから先、過去と同じような、あるいはもっと大きな試練が自分に訪れるかもしれません。
その時、過去と同じように「こころ」について悩むことが無いように、力強く試練に立ち向かえるように、自分自身の「こころのマニュアル」がきっと役に立つんじゃないか。
そうだ。
京都に行こう。
じゃなくて、「こころのマニュアル」を書こう。
そう強く思うようになりました。
理由2:こころについて学び、気付きがあったから
続いて2つ目の理由です。
こころについて学び、気付きがあったから。
前の記事で書いたとおり、私は心理学の専門家ではなく、実務家でもありません。
「こころのマニュアル」を書こうなんて大それた話です。きっとそうです。
しかしそれでも書こうと思ったのは、少しではありますが、こころについて学び、その中で気付きを得たことがあったからです。
こころに悩んだ私は、まずとにかく本を読みました。
自分が生きる理由を探すように、ビジネス書や自己啓発本、宗教本、スピリチュアルな本など乱読しました。
しかし悩みの答えは見つかりませんでした。
次に独学で心理学を勉強しようと思いました。
しかし書店の「心理学」に関する本は、細切れなトピックや、テクニック紹介のような本が多く、私の悩みに答えてくれるものは見つかりませんでした。
そこで少し本格的に勉強してみようと思い、2つの検定試験に挑戦することにしました。
・メンタルヘルス・マネジメント検定2種(大阪商工会議所)
・こころ検定2級(メンタルケア学術学会)
メンタルヘルス・マネジメント検定では事業所内でのメンタルヘルスという観点から。
こころ検定では生化学・解剖生理学・心理学・精神医科学という少し専門的な観点から、それぞれ「こころ」について理解を深めることができました。
私のような門外漢が勉強するにはちょうど良い入門的な検定試験だったと思います。
一番良かったのは、体系的な知識を得られたことです。
どちらも入門的な内容でしたが、少なくとも悩んでいた頃の自分に比べ、こころについての基礎知識を持つことが出来たと考えています。
そしてこの頃、自分の中で変化がありました。
乱読していた本から得た知識に、自分の悩んだ経験、そしてこころについて得た基礎的な学びが加わり、1つの気付きを得ることができたんです。
その気付きは、ある日突然、衝撃のように訪れました。
ドーーーン!と、大袈裟に言えば雷に打たれたように、天啓を得たかのように、大きな衝撃とともに気付かされたんです。
それは自分が悩んでいたことの答えになる気付きであり、かつ、自分が学んだ事柄に一定共通して考えることができる、荒唐無稽なものではない気付きでした。
この「こころ」についての気付きを語るには、心理学についての基礎的な知識が欠かせません。
私は専門家ではないながらも、独学での学びに加え、検定試験を通して標準的な知識を得ました。
不十分なことは自覚していますが、これを自分自身の背景にして、「こころのマニュアル」を書こうと思うようになりました。
なお、2つの検定試験を合格するにあたっては、大学受験などで得た受験テクニックを活用して短期間&効率的な勉強をしました。
この方法はブログに書いていますので、興味があったら参考にしてみてください。
こころ検定2級をできるだけ楽に勉強!合格!した方法を紹介します
「メンタルヘルス・マネジメント検定試験2種ラインケアコース」に過去問題集を使って1ヶ月で効率的に合格する方法!
理由3:人生の軸に沿うものだから
3つ目の理由です。
人生の軸に沿うものだから。
人生の軸とは「自分にとって不変の価値観だと感じられるようなこと」を指す言葉です。
SHOWROOM株式会社代表の前田裕二さんの本「人生の勝算」と「メモの魔力」を読んで以来、意識するようになりました。
特に「人生の勝算」の次の言葉に、強く心を打たれました。
もう一つ、更に大切なことがあります。それは、人生の価値観、向かうべきベクトルを明確に持つこと。つまり、「人生のコンパス」を持っている」ということです。
これを読んで私は、
「おいおい待てよ。人生の価値観も、向かうべきベクトルも、どっちも自分自身は持ってないじゃん!!」
と激しくショックを受けました。このままじゃ駄目だと思いました。
それから人生の価値観=人生の軸について日々考えました。
そんな時でした。「メモの魔力」の発売前にSNSで「みんなの人生の軸」が募集されたんです。前田裕二さんをフォローしていた私は、「これは絶対に参加しないと!!」と掻き立てられ、慌てて自分の人生の軸についての思考を整理しました。
そしてSNSで呟いた人生の軸がこれです。
Amazonで注文していたメモの魔力、午前中に届いてた!
早速開けると235ページに自分の人生の軸が!しかもまさかの角!🤣
読む前から嬉しすぎてテンション上がり過ぎ。前田裕二さんからのクリスマスプレゼント、頭をクリアにしてじっくり読み込もう。 pic.twitter.com/txK8vQlsdd
— 霧島もとみ (@motomikirishima) December 24, 2018
”共同幻想から自由になる生き方を発信する。”
なんと「メモの魔力」の巻末特別企画・SNSで募集した「人生の軸」の2ページ目の一番左上に掲載されました。いきなりドン!と目に飛び込んできて正直ビビりました。
でもこれ、ちょっと意味が分かりにくいですよね。
ざっくり簡単に説明しますと、まず「共同幻想」とは人間が共同体を作るために作りかつ信じている虚構という意味で、国とか経済とか家族とか、そういうものを指しています。
次に「自由になる生き方」とは、共同幻想の存在に気付き、自分自身が生きるために幻想を活用できることを指しています。
共同幻想というものに気付かず縛られていることに気付いて、そこから自由になろうよ。
そうしたら悩みや苦しみから多少でも楽になれるよ。
みたいなことです。
ううん。やっぱり分かりにくくてすみません。でも詳細はこれから「こころのマニュアル」の中で書いていくので、今はこれくらいの説明に留めさせていただきます。
それで、この時にとりあえず書いた人生の軸なんですが、その後も本を読んだり心理学を勉強していく中で、どんどん思いが強くなっていきました。
改めて行った「メモの魔力」方式の自己分析でも、これは自分のやりたいことだという確信が加わりました。
この事に自分は熱狂できる。
世界的な大ベストセラー「7つの習慣」の言葉を借りて言うと、「燃えるようなYES」になりうる。
こう強く思ったんです。
だから書きたい。
私自身の「こころのマニュアル」を書かずにはいられない。
人間が何か行動を起こす時、その行動が「人生の軸」に沿っているかどうかが成否を分けるというのが僕の直近の理解です。
そして私自身の「こころのマニュアル」を書くことは、100%この人生の軸に沿った行動です。
だったらやるしかない。
そうだ。
京都へ行こう。
じゃなくて、「こころのマニュアル」を書こう。
これが3つ目の理由です。
この記事の振り返り
ということでこの記事では、専門家じゃない私が「こころのマニュアル」なぜ書くのかという理由を3つ紹介しました。
1つ目は、こころに悩んだ経験があること。
非モテをこじらせまくって30歳になったら死のうと思っていたこと、うつ症状で完全に自信を喪失したこと。これらの経験から、こころに悩んだ時に参照できる取扱説明書の必要性を感じました。
2つ目は、こころについて学び、気付きがあったこと。
私は専門家ではないながらも、独学での学びに加え、検定試験を通して標準的な知識を得ました。また、こころについての大きな気付きを得たことから、学んだ知識を背景にして書いてみようと思いました。
3つ目は、人生の軸に沿っていること。
これから書こうとする「こころのマニュアル」は、自分自身の人生の軸として言葉にした「共同幻想から自由になる生き方を発信する」に100%沿ったものであるから、書こう、書きたい、そう強く思えました。
この3つの理由が原動力になり、これから「こころのマニュアル」を書いていけることと思います。
でなければ、途中で放り出してしまうでしょう。
- 共働きで3人の子持ちサラリーマンの貴重な自分時間を投入してまでやることなのか?
- 他に優先する事項はないのか?
- あんたバカぁ?
こんな自分自身の問いかけに負けることなく、最後まで書ききる。
この記事を書くことで決意が固まりました。
ということで専門家じゃない私が「こころのマニュアル」を書く理由を紹介できましたので、次回は、悩みをこじらせた私に「こころのマニュアル」が必要な理由を紹介したいと思います。
悩みをこじらせた私に「こころのマニュアル」が必要な4つの理由
あと全然関係ありませんが、なぜか京都に行きたくなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。