こんにちは。霧島もとみです。
いきなりの質問で恐縮ですが、教えてください。
あなたは「こころのマニュアル」を持っていますか?
あっ、、、すみません。かなり説明不足でした。
急に「こころのマニュアル」とか言われても、何それ?って感じですよね。
ざっくり定義すると、
- 心についての基本的な説明
- 心の運用方法
- トラブル時の対応方法
などで構成されていて、「この考え(教え)に従って自分自身の心を運用していく」と自分自身が信頼を寄せているものです。
信念、信条、信仰、人生の軸など何でも構いません。
人生の指針のようなものでも結構です。
この質問に「持っている」または「分からないが何となくある」と思った方は、もう読んでいただかなくて大丈夫です。
「はあ?そんなもの何の必要があるの?」
と思う人も即離脱してもらってOKです。
なぜならこの記事は、
今まで40数年の人生を「こころ」というもので悩み苦しんできた私という一人の人間が、ようやく見つけ出した「こころのマニュアル」をこれから書いていくよ~
という記事だからです。
「こころ」が何かを説明できますか?
ここまで付き合っていただいた心の優しいあなたに、その優しさに甘えて、もう一つ質問させてください。
あなたは「こころ」というものが何かを説明できますか?
これを明確に説明できる方、凄いです。真剣に尊敬します。おそらく自分自身の「こころのマニュアル」も持っているでしょう。大丈夫です。これ以上この記事に付き合う必要はありません。もっと楽しくて有益なブログを読むことをおすすめします。
しかし、この質問に「えっと、あれだよ、あれ…」と口ごもってしまう人も意外と多いのではないか…と思っています。
私もその一人でした。
「こころ」という言葉は至極当たり前のように使われていて、もう毎日のように目にする基本的な概念ですよね。
例えばこんな言葉があります。
- 心身の発達
- 心が強い、弱い
- 心を豊かに
- 心が叫びたがってるんだ。
こう言われると何となく分かる気がするんですよ。でも、分かる気がするだけなんですよね。「心が何かを簡潔に説明してください」と言われると答えられませんでした。
これってしょうがないんです。だって、
心が何かって教わりませんでしたから。
言われてきたのは、「相手の気持ちを考えよう」とか「相手の心情を理解しよう」とか、「元気な心と体」を目指せとかばかり。
肝心の「心が何か」という事は具体的には教えてくれなかったはずです。
学校でも、職場でも。
もう当たり前すぎるんでしょうか。「人間には心がある」のは基本的なことだから、皆が知っている体で話が進められているんでしょうか。
きっとそうなんだと思います。
そもそもメンタルが強かったり、あるいは人生に大きなトラブルがなければ心のことなんて考える必要がないですから、大半の人は問題なく過ごしていけるんだと思います。
でも一方で何かトラブルがあってストレスを抱えるようになったりすると、「心が苦しい」と悩みはじめたり、気が付けば「自分自身の心は不良品なんじゃないか」「心が壊れてしまったんじゃないか」と考えるようになることがあります。
そう、20代の私です。ついでに言えば30代でうつ症状になった時の私です。
うつ症状になった時には、私は完全に自分の「こころ」を見失いました。
そうなって初めて、私は自分自身が「こころ」というものを知らなかったことに気付いたんです。
「こころ」とは一体何なのか?どうすれば自分の心を強くできるのか?
症状が回復し元通りに仕事が出来るようになってからも、ずっとその問いが頭から離れませんでした。
「こころのマニュアル」とは何か
「こころのマニュアル」とは、
その名のとおりこころの取扱説明書です。
家電の取扱説明書みたいなイメージで、
- 心についての基本的な説明
- 心の運用方法
- トラブル時の対応方法
などを書いたものです。
なぜマニュアル=取扱説明書という名前にしたかというと、普段は全く見る必要がないものだからです。先ほど家電を例に出しましたが、テレビや冷蔵庫って、普段は取扱説明書なんて全く見ないですよね?
私は家電大好きなので買ったときにはとりあえずさらっと読みますが、別に好きじゃない人なら、最初から最初まで一度も見ないで終わるということも普通でしょう。
なぜなら説明書を見なくても使えるように製品が作られているからです。
だから普段使いをしているときは全く必要がないんですね。
でも、
- トラブルが起きた
- より踏み込んだ機能を使いたい
という時が来てしまったら取扱説明書が必要になります。
「こころ」も同じです。普段使いでは取扱説明書なんて必要ありません。説明書なんて無くても生きていけるように生物として進化してきていますから。
しかし、何かトラブルが起きたり、複雑化した現代社会への対応がうまくできなかったりすると、やはり説明書が必要になります。
その「こころ」版が、これから書こうとしている「こころのマニュアル」なんです。
- こころにトラブルが起きた時
- こころについて知りたい時
- こころをもっと使いたい時
こんな時に見ると役に立つような、そんな内容です。
ただ、このブログで書いていくのは、世間一般の「こころ」についての取扱説明書を書こうなんて大それたものではありません。
この記事のタイトルにも書いたとおり、あくまで私自身の心を解放するための「こころのマニュアル」です。
私は心理学の専門家ではなく、実務家でもありません。個人的に学んだ心理学や、自分自身の経験などを踏まえて書いたものに過ぎないからです。
ひょっとして、同じように「こころのマニュアル」を持たずに苦しんでいる人には何かの参考になるかもしれない…という淡い期待はありますが、荒唐無稽な妄想の域を出ません。
なので申し訳ありませんが、私自身のための「こころのマニュアル」ということで、どうぞよろしくお願いします。
もちろん参考にしていただく分には全く問題ありません。
この記事の振り返り
ということでこの記事では、これから私が「こころのマニュアル」を書き始めますということを紹介しました。
内容としては2点です。
1つめは、「こころ」が何かを説明することが意外に難しいこと。
ごく当たり前に使われている言葉ですが、具体的な意味はしっかりと説明されてなくて、当然ながら「こころ」を実は知らないということが多いです。
2つ目は、「こころのマニュアル」について。
心についての基本的な説明、心の運用方法、トラブル時の対応方法などを書いたものを「こころのマニュアル」としました。それをこれから書いていきます。でも、あくまで私自身に向けたものだという点をご容赦ください。
もちろん、勝手に参考にしていただく分には問題ありません。
ということで、いきなりですが「こころのマニュアル」を書き始めることの記事を書かせていただきました。
これでもう逃げられなくなりましたので、全体を書ききるまではブログを辞めずに頑張りたいと思います。
こんなもの誰が読むんだ?といういつもの恐怖が今回はさらに強く襲ってきてますが、大丈夫です。私が読みます。
次回は、なぜ専門家じゃない私が「こころのマニュアル」を書こうと思ったのかを紹介しますので、よかったら読んでみてください。
専門家じゃない私が「こころのマニュアル」を書こうと思った3つの理由
最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分のための記事とはいえ、何か少しでも、ほんのわずかでもあなたの役に立てば幸いです。