神◯◯という言葉の文脈がようやく理解できた話

霧島もとみです。

「神◯◯」という言葉を良く目にしませんか?

神対応とか、神スイングや神投球、神ドラマや神アニメ・・・挙げていけばキリがありません。

これまで僕はこの言葉が生理的に受け付けられませんでした。

何となく「凄いもの」を表している言葉なんだろうということは推測できましたが、

という重たい言葉を気軽かつポップに使うその感性が苦手だったんです。

今日は、その「神◯◯」という言葉の文脈がようやく理解できたという話です。

神◯◯という言葉の文脈は?

神といっても色々あります。

場合によっては怖い存在だったりするわけですから、軽々しく使っていい言葉じゃないんじゃないか、という感覚があったわけです。

でも、とあることから「神◯◯」という言葉の文脈が理解できました。

この使い方に関しては、

神=とても優れた、ありがたいもの

という文脈で理解すると、意味がすっと入ってくるんですね。

神◯◯の文脈に気づいたきっかけ

AbemaTV・株式会社ニシノコンサルの第4回(9月21日放送)を見ていた時のことでした。

この回は、AKB48の大西桃香さんが写真集を売りたいという相談に答える内容でした。

写真集の売り方について議論するなかで、幻冬舎編集者の伊藤朋夏さん

大西さんのウエストが53cmで、くびれがきれいなんです。
「神くびれ」なんですけど。

と話したんですね。

僕は「出たよ、神◯◯が。安易だな・・・」と思ったのですが、

西野亮廣さん「すごいキャッチー」「確かに神くびれですね」

前田裕二さん「いいですよね」

と、ごくごく自然に、神くびれという言葉を受け入れていたんですね。

あれ、違和感ないのかな・・・?と考えながら、お画面に映された大西桃香さんの写真や、西野さん・前田さんの表情を見ている時にピンときたんです。

この雰囲気、神社に参拝して「ありがたや・・・」と拝んでいるときの感じに似ているなと。

ここで僕は、

そうか!神◯◯の文脈は「非常に優れた、ありがたいもの」だったんだ!

と気づいたんです。

他の神◯◯にも当てはまる

試しに他の神◯◯にも当てはめてみました。

神対応:非常に優れた(丁寧な)、ありがたい対応

神スイング:非常に優れた(美しい)、ありがたいスイング

神ドラマ:非常に優れた(面白かった)、ありがたいドラマ

神アニメ:非常に優れた(面白かった)、ありがたいアニメ

どうでしょうか?

全て意味が通っているような気がしますし、意味にも一貫性があるように感じます。

ということは、やはり

神◯◯=非常に優れた、ありがたい◯◯

がこの言葉の文脈なんですね。

僕がこの言葉に持っていた違和感は、このとき霧が晴れるように散っていきました。

神くびれ。

この言葉も自然に受け入れることができました。

まとめ

神◯◯という言葉は、「非常に優れた、ありがたいもの」を指す文脈を持った言葉です。

そう考えると感覚的にしっくり来ます。

というわけで、もしこれから「神◯◯」という言葉を目にしたときは、

非常に優れた、ありがたい◯◯なんだなあ

と暖かい気持ちで解釈することをオススメします。

余談ですが、これはつまり、日本人が大衆的に「神」という言葉に対して「非常に優れた、ありがたいもの」という文脈を持っているということの現れなんだと思います。

そう考えると、日本の文化って面白いなあと改めて思いました。

2 COMMENTS

しはた

神=優れた いい解釈ですね。
僕も違和感を感じていたのでスッキリしました。

私はオタクなんですが、最近の女性のオタクの方は『尊い』と表現します。
これも『神○○』に近い表現なのかもしれませんね。

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霧島もとみ

しはたさん初めまして。
『尊い』という表現は知りませんでした!
『◯◯尊い』というような使われ方をしているんですね。

ニュアンスは近い気がしますし、『神◯◯』よりも感情が言葉に出ているところが面白いと思いました。

ちょっといい方を変えて『それ、尊くない?』とか使ってみたいです。

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