霧島もとみです。
ややこしいタイトルで恐縮ですが、今日の1分で話せる◯◯は、伊藤羊一さんの本「1分で話せ」を紹介します。
この本との出会いは書店です。
「1分で話せる◯◯」という僕のブログカテゴリーそのままのタイトルに、自然と手が伸びました。
帯には、孫社長にも認められた最強の話し方という殺し文句が。
早速買って読んでみたところ、ズドンと刺さる本でした。
分かりやすくて読みやすい!だけでなく、「人に伝えて動かす力」を強化する、熱量に満ちた内容がありました。
そこで今日は、伊藤羊一さんの「1分で話せ」を1分で紹介します。
1分で話せる!「1分で話せ」
Yahoo!アカデミア学長・伊藤羊一さんの「1分で話せ」という本を紹介します。
この本はオススメです。
どんな仕事にも必要な、「人に伝えて動かす力」を強くできるからです。
その理由は3つです。
伝えることの根本的な意味に気付けること、
1分で伝える技術が具体的に分かること、
そして、これらがスッキリ・ビシビシ伝わってくることです。
プレゼン力を「人に動いてもらう力」として捉え、
それを可能にする思考と技術が、この本には書かれています。
しかも分かりやすい。
それはそうです。
「1分で話す分かりやすさ」を紹介する本が、分かりにくかったら嘘ですよね?
伝えることはあくまで手段であり、目的は「相手を動いてもらうこと」。
プレゼンのゴールは何か。
そのために出来ることは何か。
強く、意識付けをさせられた本でした。
ソフトバンクの孫社長にも認められた最強の話し方、触れて損はありません。
おすすめです。
1分で話しきれなかった感想
「1分で話せ」で得た気付き
この本での一番大きな気付きは、
プレゼンの目的は、人に動いてもらうこと
というシンプルな事でした。
どんなに上手く、芸術的なプレゼンをしても、自分が思ったように相手が動いてくれなければ意味がない。
冷静に考えれば当たり前です。
ですが、僕は「簡潔に上手く話すこと」「見やすくまとまったパワポを作ること」に全力を注いでいて、肝心の「人を動かす」ことに注意を向けていなかったという気がしました。
自分の技術・テクニックにばかり気が向いていたんですね。
プレゼンの目的は人に動いてもらうことであり、動くのはあくまで相手。
「1分で話せ」に書かれているように、
- 相手は誰か?
- ゴールは何か?
- 相手が動くために、できることをすべてやりきる
今日からは、ここをしっかり考えていきます。
タイトルには「1分で話せ」とありますが、1分で話せるようにスッキリまとめることも、あくまで手段の一つに過ぎないんですね。
伝えたい言葉はあるか
また、この気付きも外すことが出来ません。
「伝えたい言葉はあるか」
「言葉に魂が吹き込まれているか」
ロジックや技術だけでなく、「想い」の大切さが本書には述べられています。
むしろ、一番重要とまで書いてあります。
伝わりやすさは技術。
人に動いてもらうのは、想い。
当たり前の事かもしれませんが、僕はここまで「伝える」ということについて、考え抜いたことがありませんでした。
なぜなら、伝えるものは「情報」だと思っていたからです。
そこに想いは必要ありません。
でも最初に触れたとおり、伝える目的が「相手に動いてもらう」ことだとしたら、確かに「想い」が無ければ駄目だということになります。
まとめると、次の2点です。
- 自分の想いがどこにあるのか
- 相手にどう動いて欲しいのか
伝える技術を磨きながら、この2点への感覚を常に持つようにしたいと想いました。
以下に「伝えたい言葉はあるか」の想いを感じた場所を引用しておきます。
いずれにせよ、「一番好きなもの」を話す時に、あたなは思いを込めて、情熱的に楽しそうに言葉豊かになるのではないでしょうか。
それを、仕事においてもやればいいのです。
そんな「伝えたい言葉」が、あなたにはありますか。
あるなら、それをぶつければいいのです。
そういうことではあるのですが、私がプレゼンで留意しているのは、一つひとつの表現、言葉に意味合いを込めるということです。
「皆さん、こんにちは!」に、どんな思いを込めていますか。
まず、「皆さん」は、どういう皆さんなのでしょう。(中略)今まで競合で競い合ってきたけど、今度、合併により仲良くなった「皆さん」です。そういう思いを込めて、話しましたか?
仕事でも、ブログでも使える技術
この本はビジネス書ですので、ビジネスでのプレゼンを想定した書かれ方をしています。
勿論、ビジネスで使えるのは間違いないです。
でもブログを書く時にも使えるし、むしろ考えないといけない内容だと痛感しました。
なぜなら、ブログの目的はビジネスプレゼンと同じで、次の3つだからです。
- 読んでいる人に面白いと思ってもらうこと
- 読んでいる人に価値を感じてもらうこと
- 行動を起こしてもらうこと
この点、僕は正直まだまだです。
ブログを書くことに気が向いているばかりで、読んだ人にどう行動してもらうか?という視点での記事設計は出来ていません。
ブロガーと呼ばれる人たちはここが違います。
「ブログの書き方」や、実際のブログを見ていると明らかで、
読者を想定し、
感情に働きかけ、
自然と行動(クリック)に繋げるような記事を書いています。
凄まじい努力の成果です。
ビジネスとブログ、根本は同じなのかもしれないですね。
だからこの本は、「これからブログを書いていこう」という人にもおすすめできる、ビジネスにもブログにも使える1冊です。
それと同時に、僕のプレゼン技術、ブログ技術はまだまだ伸びしろがあるなあ!と可能性を感じる一冊でした。
おすすめです!