霧島もとみです。
人生を過ごしていると色々なことがあります。
楽しいことや歓喜すること。
悲しいことや絶望すること。
勤勉や怠惰。
その感情の振れ幅の中で少しずつ痛みが蓄積し、いつしか心の活力を奪っていくこともありがちです。
そうなると、人は惰性で生きるモードに切り替わるのだと思います。
- 一歩が踏み出せなくて苦しむ。
- 何もかもどうでもいい、そんな感情に包まれる。
少なくとも僕はそうでした。
そんな時、「生きる」ことを取り戻す力を与えてくれる音楽があります。
それがUVERworldの「Fight For Liberty」です。
今日は、人生は一度きりのチャンス。戦え!という情熱を揺り起こされた「Fight For Liberty」の魅力を紹介します。
はじめに「Fight For Liberty」とは
「Fight For Liberty」は、2013年にUVERworldの24作目のシングルとして発売された曲です。
略して「FFL」と呼ばれることもあります。
『宇宙戦艦ヤマト2199』の第2期オープニングテーマとなったタイアップ曲です。
8作目のアルバム「Ø CHOIR」では5曲目に収録されました。
2018年のベストアルバム「ALL TIME BEST」では1枚目の「MEMBER BEST」の8曲目に収録されていて、UVERworld自身も思い入れのある曲です。
それでは、曲の魅力を紹介していきます。
「Fight For Liberty」の3つの魅力と情熱を揺り起こす力
魅力1:息をつかせない展開
アップテンポのロックナンバーのこの曲は、Aメロ、Bメロと進行したあとのCメロから一気にトップギアが入ります。
そこから一瞬だけ溜めて、さらにサビでも疾走します。
続けざまに打ち込まれるTAKUYA∞のハイトーンにただただ圧倒されます。
しかもこの曲、驚くことに間奏がありません。
2番のサビの後に2小節だけ間を取りますが、それ以外は歌いっぱなしです。
この激しい曲で間奏がない!
過酷すぎます。
そんな息をつかせない展開が、1つ目の魅力です。
魅力2:UVERworld指折りの苛烈な音楽
「Fight For Liberty」は、UVERworldの中でも指折りの苛烈な音楽です。
- 魅力1で挙げた息をつかせない展開
- 乱れ打ちのハイトーンボイス
- 荒々しいドラミング
- 鳴り響くディストーションギター
これらの要素がハイレベルで絡みあうことで、まるで殴り合いのような苛烈な音楽性を醸し出しています。
全てをかなぐり捨てた音楽の全力疾走は、美しいとさえ思うほどに圧倒的で、聞く人の魂を強烈に揺さぶります。
この苛烈な音楽性が、2つ目の魅力です。
魅力3:人生は一度きり。生きろという強いメッセージ
「Fight For Liberty」のメッセージは明確です。
- 人生は一度きりしかない。
- 生きろ。
- 力を宿せ。
- 勝ち取るために戦え。
これを伝えるための歌詞がとにかく熱い。
TAKUYA∞の視点で紡ぎ出した歌詞は、彼自分が戦ってきた姿を悲壮なまでにさらけ出しています。
この歌詞と苛烈な音楽性とが一体となり、こんなふうに聞き手を強く揺さぶってくるんですね。
「俺が戦っているのは、険しい道を選んだのは、この人生が一度しかないから。
傷もたくさん負った。でも気にならない。諦めない。
お前も同じだろう?俺と一緒だよ。立ち上がり、戦え!生きろ!」
生きるというのは戦うこと。
この生きろという強いメッセージが、3つ目の魅力です。
聞き手の情熱を揺り起こす
この3つの魅力が合わさることで、聞き手の情念をこれでもかと揺り起こしてくるのが「Fight For Liberty」です。
僕が特に好きなのは、2回めのサビ後のこの歌詞です。
生きると死ぬのその真ん中あたりで
生きるを忘れ過ごす者ばかり
突然、自分を名指しされた気がしたからです。
そして瞬間的に気付きを得ました。
今の自分は惰性で生きていないだろうか?
そうかもしれない。
だとしたら、それはただ死んでないだけだ。
この気付きは、「Fight For Liberty」を聴く多くの人が感じたのではないでしょうか?
その時、この曲は自分ごとになります。
僕は心の中が熱く震わされ、前へ前へと押されるのを感じました。
そして僕は「人生は一度きりしかない」という体感を得た
「人生は一度きりしかない」
今までにも何度も聞いたことがあるこの言葉は、僕には不思議とあまり響きませんでした。
言葉が実感を持って感じられなかったんです。
ところが「Fight For Liberty」を聞いたとき、
「人生は一度きりしかないと覚悟して全力で生きているUVERworldの生き様」を真正面からぶつけられたような衝撃を受けました。
切ないほどの苛烈さを音楽に感じたとき、僕は、
これが「人生は一度きりしかない」ことの意味なんだと気付かされました。
そして、今やるしかないという情熱を揺り動かされました。
もしもこの曲と出会っていなかったら、僕は今も時間を怠惰に過ごし、生きると死ぬの真ん中あたりをいつまでも彷徨っていたかもしれません。
まとめ
苛烈さと覚悟を全力で表現しきった「Fight For Liberty」の魅力をまとめます。
魅力1:息をつかせない展開
魅力2:UVERworld指折りの苛烈な音楽
魅力3:人生は一度きり。生きろという強いメッセージ
とにかく力に溢れた曲です。
困難に立ち向かおうとするとき、奮起をしたいとき、レッドブルを飲むよりも効くかもしれません。
以上、「Fight For Liberty」の魅力の紹介でした。
読んでいただきありがとうございました。