霧島もとみです。
何を隠そう、ビールをコップ1杯飲んだだけで吐いてしまうという異常に酒に弱い体質の持ち主です。
ですが若かりし頃は「俺の酒が飲めないのか~~」という風潮がまだまだ蔓延していたり、私自身も体育会系に足の指3本ほど突っ込んでいた事があったりで、
「酒は飲んでナンボでしょ!!」
と思っていた時期が私にもありました。
飲めば強くなる!という名言を信じて飲み×吐くの修行を数年間おこなってみたのですが、結果としては全く酒には強くならず、
「いつでも好きな時に自由に吐ける」
という特質系スキルを会得するしかできませんでした。
さて、酒が弱い私ですが、飲み会は好きでした。飲み会ならではのウェイウェイした感じや、「酒の席ならバカが許される」空気が楽しかったんですね。
そんな私の悩みは酒に弱いことでした。ビール一杯で吐いてちゃあ飲み会なんて楽しめません。
そこで私が熟考の末に取った行動が何か?というと、
強い酒をガンガン飲むこと
でした。
えっ?ちょっと何言ってるか分からないですって?
逆張りの発想です。どうせビール1杯で吐くんです。なら、吐くことを「あるがまま」受け入れて、とことん酒の力でテンションを上げて飲み会を楽しむ!そして限界が来たらとことん吐いてぶっ倒れる!
あ、もちろん吐くのはトイレでですよ。「他人に迷惑をかけない」というポリシーは、飲み会でも変わりません。
そんな私が好きだったお酒の一つが、
ロングアイランドアイスティーです。
知る人は知っている。見た目は紅茶、味はコーラ。すいすい飲めるのにアルコールは滅法強くて、あっという間に「最高にハイってやつだああああ~~~URYYYYYYYY~~~」な世界へと誘ってくれる最高の飲み物です。
なんと言っても、美味い。酒が苦手な私でもグイグイ飲める。そしてすぐハイに酔える。ただ、しばらくすると高確率で床を這いつくばってしまうのがちょっとイケないところではありましたけど。
そうして「酒は飲んでも、飲まれるな~~」と言い、「いやいやお前が言うな~~」というのが鉄板な展開でした。ていうか今更だけどベタすぎるなこれ。
しかし、もうこのロングアイランドアイスティー、気がつけばもう10年近く飲んでない気がします。年齢を重ねたからか、結婚したからか、あるいは時代が変わったからか、以前のように「行くか!」「行きますか!?」みたいな事とは縁が薄くなってしまいました。
今は体調がアレなのでちょっと無理ですけど、また、以前のように飲んでみたいなあ…と甘酸っぱい記憶とともに時々思い出します。今日はそんなちょっとアンニュイな日でした。