霧島もとみです。
ダイの大冒険のアニメが始まりました。
ダイの大冒険は、私の30年を超える漫画歴の中でも好きなマンガベスト5に入る素晴らしい作品です。
実は以前にもアニメ化されていました。しかしお世辞にも素晴らしい作品とは言えないものでした。ダサいオープニング曲にイマイチなアニメーション…。大きすぎる期待を裏切られた私は、やり場のない悲しみを忘れるために炭酸飲料をヤケ飲みしたものです。
これは一重に時代のせい。
ダイの大冒険の壮大さをアニメで表現するには時代が早すぎたんだ!!
そうやって自分を納得させたあの頃。
そのダイの大冒険が再びアニメ化されたんです。「鬼滅の刃」や「君の名は」を見れば一目瞭然、今のアニメ技術は凄まじい発展を遂げています。
ああついに!
本当のダイの大冒険のアニメが見られるんだ!!
私の期待は勝手に膨らんでいきました。
そして迎えた放送開始日。
私の地方には系列局が無いため、厳密には放送翌日のネット配信日。
始まった!第1話!!
…
…
あ、あれ??
魔法のCGは確かに綺麗だけど、なんか、鬼滅の刃みたいなんと違う…。
まっ、ダイの大冒険の始まりは地味なものだったし、こんなものかな…。
よし、次の第2話!!
…
…
話のテンポがやたら早くない?もうちょっと世界観にしっかりハマりたいなあ…。
まっ、まだまだ本編は始まってないし、こんなものかな!
アバン先生が登場する第3話!
ハドラーが登場する第4話!!
むむむっ…!!!
いや、いいんですけど、
何だろうこの「なんか違う感」は…。
見せ場のアバンストラッシュVSイオナズンや、ハドラーが「今のオレは、魔軍司令ハドラーだ!!」とドヤるシーンとか、
なんかあっさり見えるんですよね…。
バーン!!とかドン!!とかズゴゴゴゴ!!とかウッヒャー!!とか、そういうの控えめなんですよ。
いや!!
そこで動いているのは間違いなくダイでありポップであり、アバン先生であり最初はクソみたいなキャラなのに最後は立派な戦士として死んでいくハドラーなのですが。
その再現度には「おお、漫画の雰囲気出てる!」とウキウキしてしまうのですが!
何でしょうかね。期待度が高すぎたというか、何十年振りの同窓会に行ったら想像と違って「アレ…??」ってなったみたいなものでしょうか。
よし。一度、冷静になろう。
あの頃を思い出そう。
中学校。体育の授業のサッカーでディフェンダー的なポジションに配置されたあのとき。
グラウンドに五芒星を描いて「天にちらばる数多の精霊よ、敵を遮りたまえ・・・」と謎の呪文(※)をボソボソ詠唱していたあの頃を。
その後キーパーに「お前何やってんだよ!守れよ!」と普通にキレられた(どう考えてもキレた貴方がまともです)あの頃を。
※ポップがヒュンケル戦で見せた大呪文「ラナリオン」のインスパイアです。
はっ。
気がつけば自分自身の黒歴史を思い出し、それをブログに書くという恐ろしい行為を行っていました。
それくらい、ダイの大冒険には思い入れがあるってことですね。
次回はデルムリン島編最大の見せ場。アストロンからの…ああっ!!もう思い出しただけで泣けてくる!!
ということで何だかんだ言って十分に楽しんでるジャンという話でした。