YouTubeの影響でプログラミングに飛びついてしまったミーハーな男、霧島もとみです。
プログラミングといってもやっているのはVBA。エクセルのマクロです。最初は本の知識やネットで拾った手法で遊んでいたのですが、最近では勤務先でVBAを使った自動化・効率化に挑戦するようになりました。
面白いもので、慣れてくるとちょっとした作業でも「マクロ組んだ方が早い」と思えるようになり、カチャカチャカチャッと小さなVBAを組んでは「上手く行った!」「あれエラーが出た!」と天国と地獄とを味わい楽しんでいます。
そんな折、社内の別部署からVBAの作成を頼まれることがありました。
「マクロで自動化できそうだけどちょっと良く分からない、手伝って欲しい」
というご要望。
話を聴いてみると今の自分のスキルにちょっとプラスアルファで実現できそうで、VBA導入の効果も高そうな案件。
これは面白い!と思い、引き受けて作ることに。
その部署の担当者は「私、エクセルはホントよく分からないんですよ~」というとても頼もしい正直な方。
その人から業務プロセスや自動化ポイントなどの聞き取りを行い、運用している帳票を活かしつつ、おおよそのVBAを組むことができました。
で、動作を確認してもらっていたのですが、その時に
「ちょっと帳票のレイアウトを少しだけ変えてもいいですか?」
と聞かれました。特に問題なさそうなのでOKの返事を出したところ、しばらくして「修正終わりました~」と変更後のファイルを送り返してきてくれました。
その変更を受け、さあマクロも修正するか・・・とVBAを起動したところ、時が止まりました。
ない。
モジュールがない。
一切ない。
苦労して作ったフォームもない。
これは何だ?何かの間違いか?自分がファイルを開けるときに何かミスってしまったのか・・・と軽くメダパニ状態になってしまった私。
そしてハッとあることに気付きました。
か、かっ・・・
拡張子がxlsxになっとるやんかい!!
そう。エクセルがよく分からないという担当者さんは、レイアウトを修正する際に通常のエクセルとして保存してしまったのです。そりゃ消えますよね。モジュールもフォームも。
聴こえてきたのはあのフレーズ。
デレデレデレデレデレデレデレデレ デン、デン
おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました
幸いにも随時過去ファイルを残していたため、傷は最小限で済みました。
他人が使うエクセルを作ることの難しさ、
プログラムの奥深さ(?)を知る良い経験となった気がします。