こんにちは、霧島もとみです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
なぜブログが読まれないんだろう…そう思ったことはありませんか?私はいつも思っています。200記事を超えても一向にPVが伸びない日々に悶々としています。
でも、その理由がたった1冊の本で分かるとしたらどうでしょうか。
そんな本を今日は紹介します。
「ザ・コピーライティング」です。
とにかく凄い本らしいです。広告業界やマーケティング業界を詳しく知らないのでピンと来ないのですが、何はともあれコピーが強いです。
- 「広告の父」オグルヴィ絶賛!
- 伝説のバイブル
続いてはこのコピー!
- メンタリストDaiGo脱帽!
「この本には言葉だけで、文章だけで、人の心をわしづかみにし、動かす方法が書かれています」
- 監訳者は神田昌典さん。
そしてトドメが本の値段。
3200円(税抜)
メルカリで探しても安く売られていません。興味本位で買うにはハードルが高い本。
気にはなるけど手が出しにくい本。
それが「ザ・コピーライティング」の第一印象でした。しかし今回、思い切って買ってみたら実に面白い本でした。
メルカリで安く売られていない理由が分かりました。
それでは「ザ・コピーライティング」の内容について、ブロガーの視点から紹介させていただきます。
「ザ・コピーライティング」は広告の教科書
翻訳版のタイトルは「ザ・コピーライティング」つまり広告の文章術なので「文章術の本かな?」と思いましたが、ちょっと違いました。
これは広告の教科書です。
原題は「Tested Advertising Methods」、テストされた広告の方法であり、まさに広告そのものについて書かれた本だということが分かります。
この本で一番重要だとされているのは科学的に効果のある広告をすること、つまりテストで効果を確認することだとしています。
・広告はテストしなきゃダメなんだ
・売れない広告は意味がないんだ
この考えがベースにあります。
これだけならブロガーには正直関係なさそうと思えました。予算かけて広告打つことなんてないですし。
でも次に、広告に有効性を持たせるための技術として「見出し」「コピーライティング」の手法が詳しく説明されています。
ここにブロガーの参考になる内容がふんだんに書かれています。ブログを書く時にもそのまま当てはまる内容、自分が全然できていないと感じる内容、読みたくなる記事に共通すると感じる内容…。
大袈裟に言えばブログを書くことの世界観が変わる内容でした。
本全体では「広告の教科書」ですが、まさに「ザ・コピーライティング」のタイトルにふさわしい本だといえるでしょう。
ブロガーが「ザ・コピーライティング」を読むべき理由
この本の原書は1932年に発刊されました。インターネットもなければブログもない時代です。そんな本をブロガーが読むべき理由は、ブログにそのまま通用する「見出し」の重要性と書き方とが書かれているからです。
見出しが重要な理由がこう書かれていました。
見出しがよくなければ誰もコピーを読んでくれないのだから
グサっと来ました。
あっ…。これ、ブログでも全く同じじゃんと。
自分が誰かのブログに辿り着く時がまさにそうだ!と記憶が瞬間的に呼び起こされました。どうやって誰かのブログに辿り着くか?そう。キーワードで検索をして、表示された記事タイトル、つまり見出しを見てクリックしていると。
記事タイトルがよくなければ自分はクリックしない。ほとんどの人が同じでしょう。ということは「見出しがよくなければ誰も読んでくれない」、この構造がブログにそのまま当てはまることになります。
言われてみれば当たり前のことですね。
でも200を超える記事を書いていながら、この「見出しの重要性」はキレイに頭から抜けてました。こんな感じで記事タイトルを決めていました。
でも気付かされました。気付かされただけでなく、「ブログの記事タイトルは本当に重要なんだ」という事実を真剣味を持って感じました。この本にはそれを感じさせるだけの根拠と熱意と分かりやすさがありました。
もうこれからは記事タイトルは適当に書けない。
これに気付けるだけで、ブロガーなら読む価値があります。
自分以外のブログの記事タイトルを見た時の印象もがらっと変わりましたね。この本にあった「見出しの4つの秘訣」に沿っているかどうかが急に気になるようになりました。
2.新情報
3.好奇心
4.手っ取り早く簡単な方法
よく言われていることかもしれませんが、重要性を体感していなければ徹底できません。この本を読む前の私がその状態でした。体感させる力こそがこの本の神髄です。
「ザ・コピーライティング」の18章のうち、見出しに割いているのは実に5章。ここまで見出しの重要性を徹底的に書いた本はまだ見たことがありません。
検索結果に表示されても、目に留まらなければブログは誰にも読まれない。
ブロガーが「ザ・コピーライティング」を読むべき理由です。
ざくざく刺さりすぎて痛い。今までに、そして今も、どれだけの私の記事タイトルがスルーされてきたのか…。泣けます。
目に留まらなけれないブログは無価値。文章術よりも先に…
文章術の本をこれまでに何冊も読んできました。
例えば「新しい文章力の教科書」はとても読みやすく、理にかなっていて、何度も読み返している文章術の本です。ブログを書くのにとても参考になったし、仕事での文章力も格段に向上したと自分では感じています。
読んでよかった!と思えた本でした。
でも今は、文章術の本を読むよりも前に「ザ・コピーライティング」を読むべきだったと感じています。
それは「目に留まって読まれるところから始まる」という原理原則を示したものであり、より大局的な観点から重要な本だと言えるからです。
どんなに優れた文章力で書かれたブログでも、目に留まらなければ読まれない。読まれなければ意味はない。無価値なものだ。「ザ・コピーライティング」はそのことを教えてくれました。
他の文章術の本は、そこから先のテクニックの紹介なんですね。目に留まって読まれ始めてからの話なんです。目に留まらなければそもそも始まらないのに…といつの間にかそう考えている自分がいました。
もしも文章力をつけるために何か本を読みたい!と考えているのなら、この「ザ・コピーライティング」がまず最初に読むべき本です。
私もさっそく本の内容を取り入れるべく、今日からのアクションプランを決めました。
ブログの記事タイトルをしっかりと目が留まるものにする!
ところでこの記事のタイトルはどうだったでしょうか?もし目に留まったのなら、それは「ザ・コピーライティング」(3500円+税)の効果以外の何物でもなく、心から嬉しいです!
何か少しでも感じるものがあれば、ぜひ読んでみてください!目に見える世界が大袈裟ではなく変わります。
おすすめです。