山里亮太さんの自伝、「天才はあきらめた」を読みました。

芸人さんに限らず、有名人の自伝を読むのは面白い。
普段テレビで見ているのが編集・演出された姿であると再認識できたり、それを生み出している海面下の姿を垣間見ることができるからかな、と思います。
この本も、その意味でとても面白い本でした。
山里亮太。
南海キャンディーズの漫才は面白かったけど好きではないし、見た目だけでなく喋り方も鼻につくし、実はそんなに好きな芸人さんではありませんでした。
それなのになぜこの本を読んだのかというと、
他でもない、
蒼井優と結婚した男の本だからです。
結婚報道に世間は大いに湧いた中、私はあまりにも大きすぎるダメージを受けていました。
信じられない出来事に脳内ニューロンの沸騰が止まらない。
目眩がしそうな混乱の中で浮かんだ感情を正直に告白します。
「先を越されたあああ!!」
ルックスに負い目を持っていた私は、山里を自分と同じブサイク男類型として見ていました。
さらに同い年ということもあってか、妙な親近感を覚えてもいました。
その山里が蒼井優と結婚した。
つまり、
自分にもチャンスがあったのでは!?
という妄想が脳内で全力スパークしていたのです。
その後は自分を落ち着かせるために
山里は成功しているお笑い芸人だから・・・、
山里は多額の資産を持ってるから・・・、
というような「言い訳」で納得させようとしていたのですが、心のどこかに「俺も蒼井優と結婚できる可能性があったのでは」という思いが呪いのようにこびり付いていました。
その呪いが、
「この本に蒼井優と結婚するための秘密が書かれているのでは?」
という阿呆な期待を抱かせ、この本を読ませた訳です。
もちろん。
蒼井優と結婚する方法なんてカケラも書かれていませんでした。
当たり前といえば当たり前です。
でも、
「この本を中2の時に読んでいたら、蒼井優とあるいは結婚できていたかもしれない」という妄想を抱かせるのに十分なことは書かれていました。
・目的へ向かうために自分をコントロールするための、状況の認知の方法
・駆動力の高め方
・努力と行動で得られるもの
・人との出会いの大切さ
私のような凡人にも、前へ進むための見本となり、勇気を与えてくれる本だったと言えるでしょう。
よし。
私もやろう。
そして蒼井優と結婚しよう。
この気持ちでブログを続けていこうと思います。
何か間違っている気もしますが、きっと気のせいでしょう。