借金ブロガー、霧島もとみです。
この記事では住宅ローン借り換え日記と題して、
- 住宅ローン残高2800万円という大借金を抱えたアラフォーの私が
- 住宅ローン返済9年目で借り換えを考え、実行する
までをシリーズで紹介しています!
前回の記事では住宅ローン借り換えの審査が通らなかった話と、もう一つの選択肢・金利変更を考えはじめたまでを書きました。
住宅ローン借り換え日記〜その3〜ブロガー、借り換え出来ないってよ!?
いやー、ショックでした。借り換えられなかったことはもちろんですが、団体信用生命保険が通らないことで「あなたは死亡リスクが高い」と宣告されたような気持ちになったことが辛かったですね…。
でも落ち込んでばかりはいられません。
もう一つの可能性、金利変更という手段があることを知人から教えてもらった私は、早速、藁にもすがる思いで借り入れ先の金融機関に相談することにしました。
ということで、今回は住宅ローン借り換えを検討していた私が金利変更の相談に行った話を紹介します。
こんなに簡単なの?というくらい簡単な話でした。
また、その後で団体信用生命保険が通らなかった借り換えプランと比較した話も紹介します。
・借り換えをどんな風に検討するのか見てみたい
金利変更とは?
金利変更、条件変更、金利プラン変更…いろいろな名前で呼ばれているみたいですが、簡単に言えば「今借りている住宅ローンの条件を見直して金利を下げてもらう」という事です。
最初に金利を決めて契約したのにそんな都合のいいこと出来るの?
と正直ビビッていたんですが、割と出来るらしいです。
たしかに金融機関の立場で考えてみたら、借り換えされるよりは多少金利を下げてでも借り入れを継続してもらった方がもうかりますよね。一括返済されるとその時点で利子の収入が無くなっちゃいますから。
ということで、さっそく借り入れ先の金融機関に電話しました。ドキドキしながらの連絡です。
で、率直に話しました。
「住宅ローンの金利がかなり下がっているので、負担を減らしたく、借り換えを検討しています。そのなかで、今の借り入れ金利の変更が出来るのかどうか、一度話を聞かせてほしいんです」
そうしたら、「金利変更を検討できるので借り換えについて詳しい話を聞かせてほしい」との返事でした。
電話口の声色からは、あれ?これって意外に簡単な話なのかな?という雰囲気。
すぐに日程を調整して、支店に相談に行くことにしました。
金利変更の相談に行く
支店に相談に行く際には、借り換えを検討しているプランの資料を全部持っていきました。
・借り入れを検討しているプランの諸条件
・諸経費を含めた手数料の試算額
・借り入れ後の返済の試算額
そして率直に話しました。
私「借り換えしたら、ざっと全期間で600万円程度の軽減効果が見込めそうです。毎月の返済額もだいぶ少なくなり、負担が減るので、前向きに考えています。もし借り入れの条件が同様に変更できるなら借り換えする必要はなくなるのですが、そういうことは可能でしょうか」
担当「試算したプランを見せてもらってもいいですか?」
私「どうぞ」
少し会話した後、担当さんが「上司に確認してきます」と言って窓口を離れました。大体10分程度待ったでしょうか?担当さんから金利変更プランの提案がありました。
内容としては、借り換えを検討していたプランとほぼ同等金利での提案でした。
違ったのは、全期間固定ではなく10年固定での提案だったこと。
それと毎月の返済額が借り換え検討プランよりも少なかったこと。これは、借り換えに必要な手数料が少しで済むということも影響していいます。
「正式な回答は内部審査が必要なので後日になりますが、この内容で検討してみてください」という事で、その日の相談は終わりました。
相談を終えた時の感想は、
めっちゃ金利変更の相談って簡単やん…!!
というものでした。拍子抜けというか何というか。あまりにあっさりした話だったので、「こんなに簡単ならもっと早く相談したらよかった…」と、過去の自分に少し後悔さえしてしまいました。
でも過去の時間は取り戻せません。大事なのはこれからどうするかです。
そこで審査の返事を待つ間に、借り換えと金利変更のどっちを最終的に選ぶのか、これを考えることにしました。
借り換えとの比較。さあ、みんなで考えよう!
比較したのは、JAバンクでの借り換え(妻100%団体信用生命保険の想定)と、今の住宅ローンの金利変更です。
条件を整理すると次のとおり。
返済額(年2回追加):178,000円
私の死亡時保障:0%
金利固定期間:26年間
返済額(年2回追加):176,000円
私の死亡時保障:66%(現時点で1,886万円)
金利固定期間:10年間
※プラン1の借り換えに必要な手数料関係は、返済額に上乗せされています。
当面の返済額を考えればプラン2(金利変更)が有利、金利固定期間を考えればプラン1(借り換え)が有利。
大きく違うのは私の死亡時の保障で、プラン1(借り換え)は0%なのに対してプラン2(借り換え)は現在の66%をそのまま維持できます。
さあ、この条件でどちらを選ぶかという話です。
借り換え検討をそもそもなぜ考え始めたのか、その目的に立ち返って考えました。
借り換え検討の目的は?
今回の借り換え検討の最大の目的は返済の負担軽減でした。この点ではプラン1、プラン2とも目的は十分に達成できるので、どちらのプランを選んでもよいことになります。
違うのは軽減できる期間ですね。プラン1は全期間、プラン2は10年間という違いです。10年後の金利情勢がどうなっているかは誰にも分からないため、プラン2はそのリスクを持つことになります。ただ10年後にはローン残額も減っているため、影響はある程度抑えられるかな…という気もしました。
ということで、借り換え検討の目的だった「返済の負担軽減」という観点では、プラン1の方がベターではありますが、プラン2でも可という評価をしました。
残るは私の死亡リスク問題です。
私の死亡リスク問題は?
私の死亡時の保障を見ると、プラン1は0%、プラン2は66%(現時点で1,886万円)です。
これだけ見るとプラン1は相当不安だよ…!!と思えそうですが、その他に私が加入している生命保険全体で考える必要があります。団体信用生命保険がなくても、別の生命保険の死亡保障で住宅ローンが返済でき、かつ十分な教育費・生活費が確保できれば問題がないからです。
そこで私の生命保険の状況を確認してみました。いわゆる生命保険や学資保険など私名義で加入している保険の保障額を合計したところ、約3,800万円でした。(以下「約」は省略します!)
ここからざっくり試算します。仮に4年後に私が死亡したとして、その時の住宅ローン残高が2,400万円。
死亡保障の残りをそれぞれ計算すると、
プラン1:3,800万円‐2,400万円=1,400万円。
プラン2:3,800万円‐(2,400万円 × 0.33)=3,008万円
死亡保障額に1,600万円の差があり、プラン1だと1,400万円が残ることになります。子供3人を抱えていることを考えると、正直不安が残る額です。
一方、プラン2は3,000万円が残ります。充分とまでは言えないまでも、かなりの範囲をカバーできるでしょう。
その他の生命保険を考慮しても、プラン1は私の死亡リスクに対して保障が弱いプランだと評価せざるを得ません。
総合的に判断すると…
以上、2つのプランを返済の負担軽減、私の死亡リスク問題の評価軸で整理してみました。
総合的に評価した結果、
長期的な負担軽減の安定性はプラン1が優れているものの、私の死亡リスクを考慮すると、現状ではプラン2を選択するのがベター
という判定を下しました。
当面10年間はプラン2の方が負担軽減も高いですし、死亡リスクに対しても最大の保障額を確保できます。
総合的に経済的なメリットが高く、また、妻も納得できる内容ではないかと考えての判定となりました。
この結果を妻に伝えて相談したところ「それならプラン2がいいね」という同意を得ることとなり、これでほぼ方針は固まりました。
住宅ローン借り換えではなく、現在の住宅ローンを金利変更して継続するというのが最終的な選択になりそうです。
後は審査の結果を待つだけ…。
当初の想定どおりは行かず、色々考えなければならなかった住宅ローン借り換え検討でしたが、ようやくゴールが見えてきた気がしました。ほっとしたというか、何というか…。
それから数日後、金融機関から「金利変更の審査が通りました」との連絡がありました。
これで決まりです。
あとは手続きをするだけとなりました!
ああ、よかった…。
ということで次回は金利変更の手続きの話と、今回の住宅ローン借り換え検討の振り返りをしたいと思います。
あと1回で最終です。お楽しみに!
↓↓↓ 最終回の記事はこちらです。 ↓↓↓
住宅ローン借り換え日記〜完結編〜ブロガー、金利変更を終える!
↓↓まとめ記事はこちらです。↓↓