霧島もとみです。
NHKの連続テレビ小説「まんぷく」は、ご存知のとおりチキンラーメンを開発した日清食品の創業者・安藤百福さんをモデルに作られています。
長谷川博己さん演じる立花萬平が様々な困難を乗り越えて、次々と新しい事業にチャレンジをしていく姿はドラマとして面白いだけでなく、とても勇気づけられます。
事業で得た資産や家を全て失い、一文無しになった状態からいよいよ即席ラーメン開発が始まるのですが、
何とこのとき47歳!!
40代になると、僕の周りだけかも知れませんが、
「もう先が見えてるよ」
「若い奴は可能性があっていいよな」
「40歳過ぎてブログなんてやってるの?」
というように、ある程度人生決まったよね感を醸し出してくる人が多い気がします。
そんな人には「立花萬平を見ろ!(正確には安藤百福さん)」と心の中でエールを送りつつ、この記事の本題に入っていきたいと思います。
新ラーメンの5箇条とは?
さて、本題です。
新ラーメンの5箇条とは、即席ラーメン開発に取り組むことを決めた萬平さんが、開発するラーメンが満たすべき条件を決めたものです。
一、安く買えること
一、便利であること
一、常温で保存できること
一、安全であること
【新ラーメンの5箇条】
一、美味しいこと
一、安く買えること
一、便利であること
一、常温で保存できること
一、安全であること#まんぷく #朝ドラ pic.twitter.com/bLUEZ97Tn5
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) February 3, 2019
まだ誰も作ったことがない商品を作ることは、本当に大変です。
いきなり上手くいくことなんてありえない。
失敗を何度と繰り返して、それでも道に迷わずに目指した商品を作るための方法が【新ラーメンの5箇条】を決めることです。
萬平さんは躓くたびに「この条件を満たすためにはどうすればいいか?」と考え、工夫を凝らし、正解に辿り着いていきます。
最初に目指す目的地を決めているから、何度迷っても、一歩ずつそこへ向かって前進できるんだなーと僕は思いました。
そしてビビッと来ました。
これ、ブログ書くのにも使えるなと。
僕は早速、このブログを書くための5箇条を考えることにしました。
ブログの5箇条をここに掲げる!
新ラーメンの5箇条を参考にして作ったブログの5箇条がこれです。
一、読みやすいこと
一、目的が明確であること
一、どこでも読めること
一、安全・安心であること
この5箇条は、新ラーメンの5箇条を参考にして、
・僕がこのブログで何を書きたいのか
・どんなものを読者に提供したいのか
・そのためには何が必要か
ということを実現するために考えました。
その魂を込め、手書きで書いたものがコレです!!
とりあえず字が上手ではないことは、置いておいて・・・
なぜこの5箇条が必要なのかについて、新ラーメンの5箇条を読み解きながらお話します。
新ラーメンの5箇条からのブログ5箇条の作り方
それでは、新ラーメンの5箇条の意味を読み解きながら、それをどうやってブログ5箇条へと作り変えたのかを見ていきましょう。
一、美味しいこと→面白いこと
新ラーメンは食べ物です。
美味しくないものは、当たり前ですけど誰も食べません。
たくさんの人に食べもらって幸せにするためには、まず美味しくないといけない。
それが萬平さんが最初に考えたことでした。
ブログは食べ物ではありません。読み物ですね。
美味しい読み物ってなんだろう・・・と考えると、僕が目指す美味しさは「面白いこと」。
面白い記事を読んで、ほんの少しでも楽しくなってもらいたい。
そこで最初の条文を「面白いこと」に決めました。
<条文のポイント>
・この記事の何が面白いのか?
・面白いポイントがどこにあるのか?
一、安く買えること→読みやすいこと
どんなに美味しいものが出来ても、高い商品では気軽に買えません。
そこで萬平さんは安さを条件に課しました。
買ってもらうための壁を低くするための条件です。
「多くの人に買ってもらいたい」という気持ちを形にしたものと言えるでしょう。
一方、ブログは無料で公開しているもの(有料限定記事とされているものもあります)ですから、安く買えるという条文はそのままでは使えません。
安く買えるようにすることは、買うための壁を低くするためでした。
これをブログに置き換えるとどうなるか。つまり、読んでもらうための壁を低くすればいいんですね。
そこで2つ目の条文は「読みやすいこと」にしました。
読みやすくない記事は、どんなに面白かったとしても気軽には読んでもらえませんよね。
<条文のポイント>
・一つ一つのテキストは読みやすいか?
・全体の構成は読みやすいか?
一、便利であること→目的が明確であること
これは難しい。
主婦の手間を大幅に減らすものとして、萬平さんは「便利であること」を条文に掲げました。
ブログで「便利」とはどういう事を言うのだろう?
日常が便利になるとか、知識を得られる記事を書くというのも1つですが、しっくり来ませんでした。
自分が読むときの「便利な記事」って何だろうと考えると、そのブログが何について書かれたものかがすぐに分かるものが便利だなって思いました。
そこで3つ目の条文は「目的が明確」なことにしました。
目的がはっきりした記事なら、読むか読まないかの判断もすぐにできて便利です。
<条文のポイント>
・何について書いているかが簡単に分かるか?
・記事の内容が一貫しているか?
一、常温で保存できること→どこでも読めること
時代背景として、三種の神器の1つとして言われた「冷蔵庫」がまだ本格的には普及していませんでした。
常温で保存できない食品は買える人が限られます。
誰にでも、どこででも使うために必要な条件でした。
一方、ブログは常温で問題なく保存できます。
保存方法は問題ないので「誰にでもどこでも読める」ということが目指す目的になりそうです。
逆にどこでも読めないものって何だろう?と考えると、画面を誰かに見られて困るブログ。
そこで4つ目の条文は「どこでも読める」ことにしました。
電車の中でもバスの中でも学校でも仕事場でも、安心して画面を開けることができるブログにします!
<条文のポイント>
・TPOを選ぶ文章になっていないか?
・ネタに困って露骨な下ネタに走っていないか?
一、安全であること→安全・安心であること
食べるものは安全でなければならない。
美味しさや安さにばかり目をやって、体に悪いものになってしまったら意味がない。
大事なことを忘れないための戒めが、この最後の条件です。
ブログでも同じことが言えます。
面白いだけを求めたり、目先のアクセスを欲しがったりすると、反則的な手法や危険なコンテンツに走ったりする可能性も否定できません。
やたらと不安を煽ったり、「〜〜しなければならないのではないか?」と恐怖心を刷り込んだりする事もは、僕のブログからは除外しなければなりません。
そこで最後の条文は「安全・安心であること」にしました。
ブログは読むものなので、心に与える影響を考慮して「安心」を加えています。
<条文のポイント>
・危険や違法を助長していないか?
・不安や恐怖心を煽ってないか?
まとめ:新・ラーメンの5箇条は何にでも使えそう
という訳で、連続ドラマ「まんぷく」の新ラーメン5箇条にヒントを得て、ブログの5箇条を作った話をお送りしました。
今回はブログにテーマを向けましたが、新しい挑戦をする時や、人生の生き方を考える時にも、この5箇条は応用できると思います。
自分がそのチャレンジで何を作りたいのか?
そのためには何が必要なのか?
何を目指せばいいのか?
これらを最初に明確にすることで、道に迷うことがなくなり、失敗を成功に変えることもできるようになると思います。
人生で選択を迫られたときの判断の根拠にすることもできます。
今取り組んでいることや、これからチャレンジしようという事がある方は、ぜひ「自分なりの5箇条」を考えてみると面白いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!