こんにちは。もとみです。
今日は一つの夢が破れた話をさせていただきます。
その夢とは、
ExcelからAccessへ移行して業務を効率化すること!
残念ながらこの夢はあえなく破れました。しかしこの挑戦は無駄ではなく、私自身に物事を理解するための「データベース思考」という新しい視点を与えてくれました。
今日は、悔しさを紛らわすためにこんな話を書きます。
1.あるExcel業務の無駄に気付く
Excel。
業務でよく使われる超絶便利なツールですよね。
私も、いくつものExcelファイルを使って業務をこなしていました。複数のシートを駆使し、表を組み合わせたり計算式を埋め込んだりと、慣れた手つきで作業を進めていました。
もちろん仕事は問題なく回っていました。
でも、同時に思っていました。
「なんか手間がかかるな」と。
データの整合性を保ったり、複数のファイルに同じ入力をする必要があったり、最後に幾つものExcelファイルの情報を集計したり・・・
一部に「めんどくせえ」「無駄では?」と思える作業があり、効率化ができないものかとずっと考えていました。
2.Accessでの挑戦
そんなとき、思いついたのが「Accessでデータベース化してみる」というアイデアでした。
Excelで管理していたデータを、Accessのようなデータベースソフトに移行すれば、効率的に一括管理できるんじゃないかと感じたんです。
工夫すれば入力業務は簡単になるし、データの統合も自動化できそう。あまりAccessの経験はありませんでしたが、直感的にそう思いました。
勢いのままAccessで試作品を作り、実際にテスト運用してみたところ、どうも良さそう。
周りの人からも「これなら楽になりそう!」という評価もいただきました。
おお!Accessってスゴいじゃん!
私は新しいソフトウェアの可能性に浮かれ、有頂天になっていました。これで業務も改善され、この業務に携わる何十人もの人の苦労が軽減されるよ・・・。
しかし、この夢はあえなく破れました。
「Accessって何?」
「Excelなら分かるけど、Accessは触れないよ」
「メンテできないじゃん」
ああ。結論から言えば、私はこのAccessの壁を突破することは出来ませんでした。
3.Accessを通じたデータベース思考との出会い
挑戦して分かったことがありました。それはAccessが、Excelとは設計思想が全く異なるソフトということでした。
テーブルの見た目は表計算ソフトに似ていて、正直「何が違うの?」と思っていましたが、よくよく勉強してみればAccessはデータベースソフト。
そもそもの用途、成り立ちが違ったんですね。
たとえばExcelのように「とりあえず入力」では駄目で、最初から「全体をどんなデータ構造にするか」を考える必要がありました。テーブルを一つ作るだけでも、各項目の関連性や、どのようにデータを処理するかを設計段階から意識しなければならないんです。
これはつまり「データベース思考」。
物事の本質を捉え、どんな構造にすべきかをじっくり考えるプロセスだと感じました。これは単なるソフトの使い方を超えて、物事の捉え方そのものに変化をもたらしました。
4.データベース思考が残った
最終的に、Accessを使った業務改善プロジェクトは実現できませんでした。
でも、Accessに挑戦する過程で学んだ「データベース思考」は、自分にとって大きな財産になりました。データを単に入力するのではなく、その背後にある構造やプロパティを考え、整理する力です。
これを意識することで、物事を分析的に、より深く捉えることができるようになったように思います。
Accessでの成功は叶わなかったけれど、得た視点は大きなものでした。今後もこのデータベース思考を活用して、もう一度世界を見直してみたいと思います。
せっかくだからデータベース思考についても、本格的にしっかりと学んでみようかなあ。
あーーーーー。でも悔しい!