とある疲れた日の午後。
甘いものが無性に欲しくなって我慢できず、コンビニでエクレアとブラックコーヒーを購入しました。
理由は単純です。エクレアは甘いものが食べたかったから。そしてブラックコーヒーは、「糖分の吸収を帳消しにできるかも」という淡い期待と、罪悪感への言い訳から。
さっそくエクレアを一口。
うん、甘い。そして、美味しい。チョコのほろ苦さとクリームの甘さが絶妙に絡み合い、さらに生地の軽い食感がアクセントを与える。まさに至福の時間です…。
その後にブラックコーヒーを一口。苦い!ですが、その苦みでエクレアの甘さが一瞬消え去ります。ああ、これぞ糖分キャンセル。
やはり抜群の組み合わせだなあこれ・・・と思ったのですが、ふと妙な考えが頭をよぎりました。
「この甘いものを食べて、コーヒーで抑え込む感じ・・・」
「まるで、アクセルとブレーキを交互に踏んでいるみたいじゃないか?」
という思考です。
俺は何をやっているんだ・・・・・・。
自分が少しバカっぽく思えて、笑ってしまいました。
でも、すぐに「いや・・・待てよ?」と、
天啓とも感じるような疑念が閃きました。
アクセルとブレーキを交互に踏むことが、バカなことなのか?
という疑いです。
例えば、motoGP。
彼らは直線では全力でアクセルを開け、次のコーナーではフルブレーキからのコーナリング。その繰り返しで最速を狙っています。滑稽でしょうか?いいえ、むしろ非常にカッコイイ光景ですよね。
ここでの「アクセルとブレーキを交互に効かせる」行為は、矛盾などではなく、速さを追求するための尊い行為なんだと言えるんです。
であれば。
エクレアとコーヒーを交互に楽しむ私の行為も、尊い行為かもしれない。
甘さを堪能しつつ、コーヒーでリセットする。この行為は、何かを追求する探求者的行為なのかもしれない。
だから、
僕はエクレアを食べていいんだ!
ごまかすためのブラックコーヒーも飲んでいいんだアァァァァ!
みんなありがとう!!
というような事を考えていたら、不思議と疲れは少し和らいでいました。
結論:エクレアとコーヒーは、ただの甘いものと苦いものの組み合わせではない。
心のアクセルとブレーキの絶妙なバランスを与えてくれる至高の体験なのだ。