人間は予想とかけ離れた事象が起こると大いに混乱します。
皆さんも経験があることと思います。
例えば、
めっちゃ重いと予想していたダンボールが異常に軽かった時。
本来は問題なく持ち上げられるはずなのに、なぜか大きくバランスを崩してしまうことがあります。
例えば、
沸かしていたと思っていたお湯が、スイッチを入れ忘れて水のままだった時。
インスタントみそ汁に注ぎ、1分待って口に入れた後、途方も無い違和感を感じて吐き出してしまうことがあります。
例えば、
新世紀エヴァンゲリオンのTVシリーズが24話まで異常な盛り上がりを見せていたのに、25話から急に内面世界のモノローグで進行して「おめでとう」「ありがとう」で締められた時。
例えば、
エヴァンゲリオンの新作映画が出た!本当の25話と26話が見られるんだ~~!!と喜び勇んで映画館にダッシュしたら、これまでのダイジェスト版でしかなかった時。
例えば、
シン・エヴァンゲリオンの2作目で「行きなさい!シンジ君!!誰かの為じゃない、あなた自身の願いの為に!」と全力プッシュしてくれたミサトさんが、3作目では「あなたはもう何もしないで」と冷たく突き放してきた時。
人間は大いに混乱します。
前置きが長くなりましたが、今日はそんな大混乱する出来事がありました。
それはこれ。
キャラメルコーン、メロン味。
仕事に疲れ果ててしまった私は、疲れを癒やすために、魂を再起動するために何かを求めていました。
そこで菓子庫から見つけたのがこれだったんですが、
あのですね、
メロンが想像の斜め上を行っていたんですよ。
袋を開けたとたんに吹き出してくるメロン。
その威力は一瞬で空気をメロンに変え、
2階から1階に降りてくる階段の途中で気付いてしまうほどのメロンだったのです。
パッケージに書いてある「濃厚な果実の味わい」に嘘は無し!
問答無用のメロンだったのです。
しかしですね。
キャラメルコーンといえば、キャラメルコーンなんですよ。
あのキャラメルの薫り。サクッとした食感の後に溶け出してくる甘み。
「キャラメルコーン」という言霊の響きに、もう脳内ではその準備ができてるんですね。
そこに飛び込んでくる
メロン。
もう完全に大混乱。
キャラメルコーンを食べているのか、メロンを食べているのか、それともメロン味のキャラメルコーンを食べているのかわからない状態になってしまいました。
見てください。
こんなにキャラメルコーンなんですよ。
でも、あらゆる感覚器に飛び込んでくるのは、
ただひたすらにメロン。
この大混乱を前に、いつしか私は昼間の疲れを完全に忘れ去っていました。
メロン、スゴイ。