【日記】病気で筋肉が弱々になったことで得た気付きについて

霧島もとみです。

もう早いもので今年も12月となりました。年末です。

年末になると「今年1年はどうだったかなあ・・・」と振り返りたくなるもの。この1年間で大きく変化したことで、真っ先に思い浮かぶのは病気のことですね。

昨年の夏~秋ごろにかけて全身の筋力が低下する難病を発症しました。

ジョジョに腕が上がらなくなる、重いものが持てなくなる、階段の上り下りが難しくなる・・・などの症状が出るようになり、治療のため1ヶ月以上の入院を経験したのがちょうど1年前頃のことでした。辛い1年間だったといえるでしょう。

そう。基本的には病気って辛いものです。

でも、なればなったで、得られるものもあります。今日はそんな話を少しだけさせていただきます。

 

私の場合、その一つが「体の動かし方」です。

筋力が低下すると、当たり前ですが、体が動かしにくくなります。一番弱っていたときにはこんな感じでした。

  • 腕を肩から上にほとんど上げられない
  • 2Lのペットボトルを片手で上げられない
  • 床に座った状態から支えなしで立ち上がれない
  • 平地をゆっくりとしか歩けない
  • 階段を上がるのはかなりキツイ

まあまあ大変です。

しかし「大変だ…」では終われません。動かしにくいなりに日常生活を送らなければならないし、仕事もしなきゃならないわけです。

ではどうするかというと、「体を動かす」ということについて、これまでにはなかった意識で考える必要に迫られるんですね。

ペットボトルを持つときには両手で脇を締めて・・・とか、

立ち上がる時にはまず膝に上体のバランスを乗せて・・・とか、

「どうやったら弱った筋力で効率よく体を動かせるか」

「一番ラクな動かしかたは何か」

ということを考えるようになります。

これがやってみると面白い。全身の姿勢の取り方、肘や膝の角度、肩甲骨の可動、力の入り・抜けなど、やり方によって発揮できる力が結構変わってくるんですよ。

これって筋力が弱ったからこそ得られた気付きだと思うんですよね。

なぜなら筋力がある状態だと、これらの事を日常生活で意識する必要はそもそもありません。あるいは意識をしていても、よほど極端に変えてみなければ、その効果には気づかないでしょう。

病気をしたからこそ得られた気付き。

新しい「体を動かす楽しみ」にもつながるんじゃないかと期待しています。

スポーツみたいに動的な楽しみじゃない、効果的・効率的に体を動かすという静的な楽しみが得られると思うんですよね。

武術的な身体操作の楽しみに近いかもしれません。

 

ということで「病気=辛い」という認識のみに囚われず、今の状態で何ができるか、どんな楽しみがあるかをこれからも考えていこうと思います。

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