こんにちは、霧島もとみです。
3000文字チャレンジの2020年最後を飾るお題「プレゼント」に参加しようと思い、久しぶりにPCに向かいました。
このお題は正直簡単です。どんな内容の記事を書いたって成立する魔法のキーワードなのです。
なぜならブロガーである私にとっては、
「この記事こそがプレゼント」
だからです。
はい、軽く嘘をつきました。でも年末だからいいんです。昔から言うじゃないですか。
旅の恥は掻き捨て、ブログの記事は書き捨て。
でも本音を言うと、ブログの記事を書く時には「この記事はプレゼント」という思いを持つように心がけています。
貴重な時間を割いて私のブログを読んでくれる変態素敵な方のために、ほんの少しでもいい、心に残る何かをプレゼントしたい。そう思って書いています。
本来ブログとしては情報をプレゼントするものなのでしょうが、残念ながら私の場合はプレゼントに値する情報は限られていて、ちょっと無理っぽい。
ということで開き直り、「面白い」をプレゼントすることを目標に頑張っています。
さあ、大見得を切ってしまいました。
このブログは「面白い」ものを書いていますよ!
今、私はそう宣言したのに等しいことを書いてしまったんです。もう後には引けません。
しかし、ここでふと難しい問題に当たります。そもそも論になりますが、
「面白い」って何なんでしょう?
という問題です。
考えれば結構深い問題です。そこで今回の3,000文字チャレンジ「プレゼント」では、ブログでの「面白いとは何か?」について私の考えを書きなぐっていきたいと思います。
これプレゼントになりますかねえ?
そもそも面白いとは何か
そもそも「面白い」とはどんなものを指すのでしょうか?
こんな時は自問自答。自分自身の精神の泉に「面白い」という言葉を投げ込むことで、その姿を垣間見ることができます。
さっそく投げ込んでみましょう。
「あっ、手が滑ったああああ!!!」
ドボオオオオオオン…
「大変だ。私の大切な『面白い』が泉の中に堕ちてしまった・・・。どうしよう。明日からつまらない記事しか書けなくなってしまう。困った困った…」
ザザザザザザ…
コポコポコポ…
「あれ?なんだか泉の様子がおかしいぞ?」
ボボボボボボ…
ザッバーーン!!
「な、何だあ??」
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!こんにちわあ!」
「うわあ!泉から何か飛び出てきたと思ったら、喋ったあ!」
「私はこの泉に棲むブログの精…」
「ブ、ブログの精?」
「皆川恭也です」
「うわ、全然精っぽくない名前!ていうかどっかで聞いたことがあるような…」
「フッフッフッ。気のせいですよ。ところであなた、先ほどこの泉に何か落としましたか?」
「あっ、はい。落としました。それで困ってたんです」
「おお、やはりそうですか。一体なにを落としたんですか?」
「私の『面白い』です」
「……」
「どうしました?」
「ちょっと耳が詰まってたのかもしれません。もう一度お願いします。できればもっと大きな声で」
「あ、はい。私の!『面白い』です!」
「……」
「あのー、聞こえ」
「ハイハイハイ!聞こえましたよ!聞き間違いだったと思いたかったのですが、本気だったんですね…」
「なんか急にイラついてる…」
「分かりました。『面白い』かどうかは知りませんが、先ほど泉に落ちてきたものがありますので、取ってきましょう」
「あ、ありがとうございます!そっか、有名なあれってことか。金の斧と銀の斧どっちですか?とかいう」
「はーい取ってきましたよ。あなたが落としたのはこの…」
(ゴクリ。)
「金の下ネタですか?それとも銀の下ネタですか?」
「……」
「どうしたんですか?あなたが落としたものでしょう?」
「いやいやいや。両方下ネタとかおかしいでしょ。そんなもの落としてません。ていうか金の下ネタとか、何なんですか?」
「言っていいんですか?金の下ネタはその名の通り…」
「ストップストップ!なんかGoogleに引っかかりそうだから止めて!」
「ちなみに銀の下ネタはもっとエゲつなくて…」
「ダメダメ!絶対ダメ!そもそも下ネタは私の『面白い』じゃないはず!他になかったですか?泉の中に…」
「はいはい。見てきますよ。ザザザザザザ…あ、ありました」
「それそれ。それですよ。お願いします」
「あなたが落としたのは、この……金の下ネタですか?それとも銀の変態ネタですか?」
「どっちも違う!なんで変態ネタとか、またまた金の下ネタとかになるの!」
「上手いこと言いますね」
「えっ?」
「金の下ネタだけに、またまた…」
「全然上手くないから!下ネタとか変態ネタとか、完全に変人みたいじゃないですか。違うからちゃんとよく探してくださいよ」
「はいはい。見てきますよ。面倒臭いなあ…ザザザザザザ…あっ、ありましたよ」
「今度こそお願いしますよ」
「あなたが落としたのは、この……金のチンコネタですか?それとも銀のウンコネタですか?」
「言うてるやん!どストレートに言うてるやん!」
「いや、何か、婉曲的な表現が理解しにくいみたいなんで」
「十分理解してます!何だよその金のチ○コネタって!」
「言っていいんですか?金だけに…」
「ストップストップ!これ以上は本当にやばいから」
「じゃあ代わりに銀のウンコネタを。これは本当にエゲつなくてですね…」
「そっちもダメ!ていうか、チ○コとかウ○コで喜ぶとかって、まるきり小学生じゃないですか!私の『面白い』は決してそんなものじゃない!」
「あれえ?でも確か、陣内のネタで出てくる『ウンコ』でめっちゃ爆笑してたはずですが?」
「あ、あれは前後のストーリーの中で出てきたからであって…」
「フッ。苦しい言い訳ですね」
「いいから違うんです!もう一度しっかり探してきて下さい。お願いします。私のちゃんとした『面白い』が必ず落ちているはずなんです」
「はいはい分かりましたよ。じゃあこれで最後ですからね。ほかにまだ何かあるのかなあ…ザザザザザザ…」
(頼むぞ。このままじゃ下ネタと変態ネタとチ○コとウ○コのブログしか書けないブロガーになってしまう…)
「あっ、ありましたよ……ザザザザザザ…」
(おっ!今度こそっ…頼む!『面白い』よ来い!!)
「最後に残ってました。金のキンタ…」
バキッ!!!
「いい加減にしろコノヤロー!!」
「いや、最後まで話は聞かないと…」
「もう分かったんだ。『面白い』は誰かに見つけてもらうもんじゃない。未来に向かって探していくものだって…」
「おお!ようやくそれに気付いてくれましたか!」
「はっ。まさかあなたはそのことを私に気づかせようと…」
「でも探した結果がこの記事だったら、もう詰んでる感じしかしないですけどね!」
「もういい!やめさせてもらうわ!!」
ということで、自分自身の泉からは『面白い』を見つけることはできませんでしたとさ。とってんぱらりの、ぷう。
改めて、そもそも面白いとは何か
ということで自問自答しても「面白い」が何かはよくわかりませんでした。
迷いは深まる一方。迷った時には辞書。ということでgoo辞書で検索してみました。
おも‐しろ・い【面白い】 の解説
[形][文]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》
1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か―・いことはないか」「仕事が―・くなってきた」「この作品は―・くなかった」
2 つい笑いたくなるさま。こっけいだ。「この漫画はなんとも―・い」「―・くもない冗談」
3 心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。「夏休みを―・く過ごした」「無視されたようで―・くなかった」
4 一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。「―・い癖」「―・い声」
5 (多く、打消しの語を伴って用いる)思ったとおりである。好ましい。「結果が―・くない」
6 風流だ。趣が深い。
「月の―・きに、夜更くるまで遊びをぞし給ふなる」〈源・桐壺〉
(引用:デジタル大辞典(小学館))
うーん、何事も調べてみるものですね。意外に意味が深い。その意味を知らずに「面白い」と連呼していた自分がどこか滑稽に思えて笑えます。
さて辞書の意味から考えていくと、「6 風流だ。趣が深い。」はありませんね。この「面白い」はブロガーさんでいうとやーさん(@ohokamudumi)が当てはまるでしょう。
なにしろプロフィールのキャッチコピーが「風流と変態の狭間を生きる平安貴族。」ですよ。間違いない……って、ここにも「変態」の文字がァァァァ!!
私はどうしても変態から逃れることは出来ないのか?
そもそも「類は友を呼ぶ」という言葉のとおり、やーさんのブログに惹き寄せられる私も変態の一員なのか!?
認めたくない!!だが、、、マトリックスでモーフィアス先生が言っていたあの台詞が魂を掴んで離さない!!
Don’t think you are. Know you are.
(訳:自分が変態かどうかを考えるな。変態だと知れ。)
結論:
私は変態ブロガーだ。
いやあ、「面白いとは何か」を考えるつもりが、全く違う結論を導くことになってしまいました。そもそもお題の「プレゼント」はどこに行ったんでしょうね?いいんです。私、変態ですから。
だがしかし。紹介させていただいたやーさんのブログは本当に『面白い』です。
先程の辞書の1~6のうち5以外をほぼ満たしている稀有に『面白い』ブログ。風流と変態とを両立させる圧倒的な教養に裏打ちされた文章力は、読者を変態の世界へと導く八咫烏のような存在かもしれません。
読んだことがないよ!という方はぜひこの記事からどうぞ。
参考
【食べた!】マクドナルドの「恋の三角チョコパイ(バニラ味)」を食べました。やーさんブログ
ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました。
良いお年をお迎えください。