霧島もとみです。
このブログのタイトルを「ジブサラ!」に変えるきっかけになった本があります。
(現在は「自分解放記」に変更しました。)
死ぬこと以外かすり傷
という1冊の本です。
もう売れまくっているみたいなので今更紹介するまでもないかもしれませんが、1分で話せるシリーズから外すことは出来ません。
それでは、箕輪厚介さんの「死ぬこと以外かすり傷」を1分で話せる内容で紹介します!
1分で話せる!「死ぬこと以外かすり傷」
幻冬舎の箕輪厚介という名前を聞いたことがあるでしょうか?
箕輪厚介さん(背表紙写真)
1985年生まれ、若干33歳のこの男は会社員でありながら
- 「News Picks Book」を創刊し、わずか1年で累計100万部を叩き出す。
- オンラインサロンで月700万近くの収益を上げる。
- 幻冬舎の月給の20倍を副業で稼ぐ。
という凄まじい実績を叩き出している男です。
他にも、
・サンデー・ジャポンに出演する。
・石原さとみと交際が報道された前田裕二さんの親友としてコメントする。
・芸人の水道橋博士とリングの上で殴り合いをして倒す。
など世間をざわつかせています。
「死ぬこと以外かすり傷」は、この箕輪厚介さんの本です。
仕事論だけでなく自分自身の生き方をさらけ出し、高密度の熱量が文字と行間に溢れていて驚きました。
なぜこれだけの成果を出せているのか?
モチベーションの源泉がどこにあるのか?
言葉と表現を尽くし、丁寧な想像でストーリーに乗せて、ひたすらに熱狂と実行を書き表しています。
コンテンツ新時代の最先端を行く箕輪厚介に震える1冊でした。
必読です。
1分で話しきれなかった僕の感想
とにかく濃い。濃い本でした。
本文中に「一瞬の爆発のような怒涛の日々だった」と書かれる箕輪さんの仕事ぶりや、その背景にある考え方・行動論が、次から次へと矢継ぎ早に畳み掛けてきてただただ圧倒されます。
箕輪さんの源泉は「熱狂」
それでいて文章は丁寧で、表現力も豊か。
難しい言葉は使わないのですが、的確にかつ熱を感じさせる表現がごく自然に入っています。
編集者として言葉・言語化と絶えず格闘してきた力・・・。
構成も心地良い。
「はじめに」と「おわりに」以外は全て同じリズムで統一されていて、安心して世界に集中できます。
見出し1ページ + 文章3ページ。
本や文章も音楽のようにリズムが大事なんだな、と改めて気付かされました。
丸裸になれ!
僕が決定的にしびれたのが「丸裸になれ!」の節でした。
こういった難攻不落の相手の心をいかに開くかが編集者としての才能だ。
営業だろうが接客だろうがコンサルティングだろうが、機械的な人間関係を突破し、相手の生身の感情を引き出し受け止め、溶け合うような関係になれれば、仕事は一気に加速し、本質的なものに変わる。”
まずはこちらから全てをさらけ出してしまえば、相手も警戒を問いてこいつは信頼できると思ってくれる。丸裸になろう。”
この中でも、
機械的な人間関係を突破
仕事は一気に加速し、本質的なものに変わる
こちらから全てをさらけ出してしまえば
の言葉が僕の急所に入りました。
なぜなら僕の長年の悩みとして、
- 人間関係は下手ではないがどこか機械的
- 相手と深い関係に至らない(仕事が終わったら、終わる人間関係)
- どこか本質的でないような手応えの浅さを感じることが多い
というものがあり、その原因として一番大きな点を
・自分をさらけ出すことが最も苦手
と感じていたからです。
もちろん熱狂の有無や、仕事の量量量・スピードスピードスピードなど大きく違うところばかりなんですけれども、一番僕が根本的に欠けていると感じたのはこの「丸裸になれ!」の節でした。
まずはここからなのかもしれない。
そう思って僕は自分を変えてようと決意しました。
対人スキルなので経験も必要で、すぐには変えられないかもしれませんが、変えます。
そのために傷ついたとしても諦めます。しょうがないよね、と。
気がつけば変わっていた未来に達して、箕輪さんにお礼を伝えることを目標に頑張っていきます。
最後におすすめの一言を。
危機感や閉塞感、何か変わりたいという形に出来ない情念が自分の中にあると感じた人は、まずは表紙の男のニヤニヤ顔を見てみてください。
ちょっとでも神経に障る感覚があれば絶対に買いです。
自分にはないものがきっと本の中に溢れていて、どこか必ず、琴線を叩き鳴らしてくるはずです。