チャレンジタッチの退会手続きの電話が勉強になった話

皆さん、チャレンジタッチって知ってますか?

ベネッセコーポレーションが提供している「進研ゼミ小学講座」のタブレットを使った学習サービスのことです。

私は小学校4年生の子どもがいまして、チャレンジタッチを数年間利用していたところ、このたび卒業することになりました。

で、卒業するには退会手続が必要なのですが、

その中で「おお・・・」と思うことがありましたので書いてみます。

ハードルその1「Webで手続きできない」

使わないサービスは解約する。ごく当たり前の話です。

色々なサブスクを利用してきました。もちろん解約も。今ではWeb上で解約できることが当たり前です。

ということで検索しました。

「チャレンジタッチ 解約 退会」

検索結果は・・・?

なんか「問い合わせ窓口にお電話ください。」 と書いてある・・・。

これは、あれですね、きっと、

そう簡単には退会させないぞという意思表示ですね。

とはいえ電話するしかありません。書かれてある番号に電話しました。

ハードルその2「引き伸ばし工作1」

とても穏やかな感じのオペレーターさんが出てくれました。

退会の意思表示をして、しばらく話をしていたところ、

ん??という話の展開になっていることに気付きました。

「それでは、今回は一旦お送りする資料を見ていただき、改めて退会をご検討いただくということでよろしいでしょうか(的な内容)」

・・・。

これはあれですよ。

ジョジョの奇妙な冒険の、ポルナレフの有名な展開ッッッ!!

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

おれはチャレンジタッチの退会で電話していたと思ったら、

いつのまにか継続することにされていた…

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが

おれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

慌てて我に帰り、

「いいえ。退会の手続きをこのまま進めてください」

と言葉を絞り出しました。

しかしこれはまだ序曲に過ぎなかったのです。

ハードルその3「引き伸ばし工作2」

「退会の手続きを進めてください」

私は確かに言いました。

しかし相手は百戦錬磨のオペレーター。

勝負はまだ続きます。

「あと少しだけお知らせさせていだきたいのですが…」

その内容としては、

これまでの取り組み内容、

頑張っていたことの称賛、

そして、

今なら6月号が最後の利用になるが、実は、

8月号に特集、拡大号があります、大変人気を博していますという案内ッッ!!

さらに畳み掛けて

「9月からの退会にすることもできますがどうですか?」

との一押しッッッ!!!

思わず

「どうしよっかなー」

考えてしまいました。一瞬。

いや凄い。

そしてここで案内は終わり、無事に当初の予定どおり退会させていただきました。

振り返って

以上が今回のチャレンジタッチ退会の手続きのあらましです。

正直、面倒くさいと思いましたが、立場を変えてみると、これくらいの案内をすることはまあ妥当なのかと思いました。

例えば、サービスに自信があり、その魅力をうまく伝えられていなかったことが解約の原因だとしたらどうだろう?お客様が解約のタイミングで損をすることにならないだろうか?今までの利用状況を見て、また使うかもしれないから、一旦時間をおいて様子を見てみたらどうだろうか?

もちろん単純にサービスを利用してほしい・・・という意図はあると思いますけど。

それにしても、きっちり退会手続きの台本を作り、徹底させている運営力はさすがだなと思いました。見習いたいものです。

良い学びになりました。

引き止め工作的な電話は嫌だな・・・と思うところはありますが、お互い仕事だから・・・と温かい気持ちで聞いてみると、発見があるものですね。

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