【日記】四国八十八ヶ所巡りが難しい理由を身をもって体験した

こんにちは。

とあるきっかけから思い立ち、四国八十八ヶ所巡りを初めました。

あっ。(いきなり脱線)

そういえば、四国の人には四国八十八ヶ所巡りって当たり前すぎる単語なのですが、四国外の人にはどれくらいの認知度があるのでしょうか?

ちなみに四国でどれくらい認知度があるかといえば、

USJといえばユニバーサルスタジオジャパンのことだよね

と同じくらいの認知度です。

さて、本題に入ります。

簡単にいえば、四国八十八ヶ所巡りとは、四国内にある弘法大師所縁の88箇所の寺を巡礼するということです。

一言で遍路と言ったりもします。

なんだ簡単じゃんと思ってしまうのですが、やってみるとこれがなかなか難しいんです。

今日はその難しさの片鱗を体感しましたので、それを紹介してみたいと思います。

今回、訪れたのは四国の南東の端、室戸岬にある最御崎寺。

ここにあるお寺です。

愛媛・松山市からだと車で約3時間30分かかります。と、遠い・・・。

ですが遍路の難しさはその遠さだけではありません。

例えばこれです。

この海の美しさ

眼前に広がる太平洋の水平線。

ちょっと立ち寄った道の駅であっというまに時間が過ぎてしまいます。

気を取り直して最御崎寺に向かおうとするのですが、

わ~い室戸岬灯台だあ~~。

眼の前に広がるのは太平洋!水平線のパノラマ!う、美しい・・・。

と、すぐに寄り道してしまうのです。

そう。遍路の難しさの一つは、

ついつい四国の魅力あるスポットに立ち寄ってしまい、なかなか遍路が進まないことなのです。

さて、気を取り直して第24番札所最御崎寺にお参り。

心が落ち着きます。

からの、中岡慎太郎像。

桂浜の坂本龍馬像は有名ですが、相棒の中岡慎太郎像は室戸岬に立っています。

初めて来ました。って、また寄り道してしまいました!

からの、

ここは若き日の空海が修行を行い、悟りを開いた場所として知られています。

さて次は、25番札所の津照寺・・・ではなく、

廃校水族館

なんと廃校になった小学校を水族館として活用した施設です。

中に入るとめっちゃ小学校です。てか、机と椅子が古い!!私の小学校時代と同じものが置かれていました。

ウミガメに挨拶して、

ウツボにビビり、

ボラの群れにポニョを思い出し、

エイとにらめっこして、

図書館にはなんと!お父さんは心配性が置かれていました。な、懐かしすぎる。。。

ていうか小学校の図書館にツルモク独身寮は大丈夫なのか?割と大人な内容の漫画ですよ。まあ、主人公が高知出身だからアリなのかな。

プールも水槽として活用していました。

初めて来ましたけど、廃校水族館という名前で侮ることなかれ。かなり本格的で驚きました。

ノスタルジックと海洋の魅力とに溢れるスポット。一度は訪れてみる価値アリアリです。

って、違う!僕は遍路に来ているのだった!

今度こそ気を取り取り直して、25番札所の津照寺に参ります。

か、階段・・・。

そう。愛媛とくらべて高知の札所は高いところにあることが多く、階段が長めです。

足腰が弱い私にはこれも難しいポイントです。

でも振り返ると、

この美しい景色。

心が洗われるようです。

本堂でお参りした後は、26番札所、金剛頂寺に向かいます。

しかし。

また階段。

不思議と階段を見ると気が引き締まるような、そんな気分になります。

ここでも無事にお参りをすることができました。

さて次は、

少し遅めの昼ご飯。

太平洋を眺めながら食べる海鮮丼はまた格別ですな~、などと遍路の心はどこへやら。

高知の魅力、恐るべしです。

心を奪われたまま、ただ時間が過ぎていきました。

さて。

我に戻り、次は27番札所の神峯寺へ。

ここの道中は本当に凄いです。今までの人生で最も勾配がきついであろう坂道を車で登りました。

普段忘れがちな、車に対する感謝の念を強く感じることができました。

駐車場からもしばらくは坂道を歩きます。そして門をくぐると、

やはり階段。からの、

階段。

一歩一歩、自分を確かめることができる。有り難いことです。

ここのお寺では、鯉が飼われていました。

池の水が透き通るように綺麗だったのが印象的。

ほかにも境内の植え込みが本当に綺麗に整えられていたりと、素晴らしいお寺でした。

そしてこの日の最後は、第28番札書、大日寺。

しっかりと整えられた境内は、静寂を形にしたような素晴らしい雰囲気でした。

梅の花の美しさが映えていました。

この日は、このお寺で最後となりました。

1日をかけて回れたお寺は5箇所。

このペースで行けばかなりの日数がかかりそうで、四国の魅力についつい寄り道してしまうという遍路の難しさを痛感した1日となりました。

しかし、これも楽しみの一つです。早く回ればいいというものではありません。一人ひとり、違う遍路があって良いと思います。

このような感じで、四国の魅力を改めて感じながら、お参りを続けていきたいと思います。

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